ロシアのモスクワで開催されたフィギュアスケートのグランプリシリーズ第5戦、ロシア大会(ロステレコム杯)は、11月22日にエキシビジョンを終えて閉幕した。

 女子のシングル部門を制したのは、23歳のエリザベータ・トゥクタミシェワだ。ショートプログラム(SP)を終えた時点では2位に甘んじたが、トリプルアクセルを組み込んだ堂々とした演技を見せた。

 そして翌日に行なわれたフリースケーティングでは、日本語の「愛」を背負う黒の衣装を纏い11番滑走で登場。冒頭にトリプルアクセル+2回転トゥループのコンビネーションを成功させると勢いに乗り、ほぼノーミスで滑り切った。

 フリーを148.69点で終え、合計223.39点で、SP1位だったアリョーナ・コストルナヤを抜いて表彰台の最も高い場所に立ったトゥクタミシェワ。優勝が決まった21日、国際スケート連盟(ISU)の公式SNSにはフリーで着氷したトリプルアクセルの動画が公開され、国内外のファンから称賛の声が多数寄せられた。
 「彼女のファンではないのに、今日は心の底からリーザを応援していた」
「皇后陛下!女帝!ロシアが誇るべき存在」
「すばらしく美しい。最高!」
「リーザ様、完璧でした」
「誰が勝利すべき人なのか、彼女は氷の上で示してみせた」
「彼女は彼女の道を切り開いて行く。その姿に称賛を」
「愛してるわ…」

 動画はすでに6万超のビューを記録。10代の若い女子が活躍するロシアのフィギュアスケート界において、20代になっても競技の世界で戦い続ける選手は少ない。だが、トゥクタミシェワはトリプルアクセル、そして4回転ジャンプも視野に、トップレベルで戦い続ける姿勢をみせている。

 来週末に12月5日から行なわれるロシアカップ第5戦では、再びトゥクタミシェワ、コストルナヤのほか、3位になったアナスタシア・グリャコワ、エキシビジョンの4回転トゥループをタノで披露した14歳、アナスタシア・ワリエワが参加する予定だ。

 再びトゥクタミシェワが表彰台を制するのか、それとも10代の勢いのあるロシア女子が栄光を掴むのか。ロシアのみならず、世界のフィギュアファンが新たな道を切り開く“女帝”の姿を期待を寄せている。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】リーザがフリーで決めた3A+2Tのコンビネーションジャンプ&バンケットの様子はこちら

【PHOTO】ファン必見! 氷上の華麗なるアーティスト、トゥクタミシェワの厳選ショットを大公開!         View this post on Instagram                      

A post shared by ISU Figure Skating ⛸ (@isufigureskating)

View this post on Instagram

A post shared by Фигурное катание 2020 (@figureskating_sportsru)