ドラフトは各チームにとってフランチャイズの未来を占う重要な人材発掘の場だ。ただ、近年はスーパースターの移籍も珍しくなく、コビー・ブライアントやティム・ダンカンのような、プロ入りからひとつの球団でキャリアを終える選手は絶滅寸前となっている。

 もし年代を問わずドラフト指名orデビュー前に入団した選手を対象に、各チームのベスト5を結成したらどういった顔ぶれになるのか?『Hoopshype』が、30球団の“オールドラフトチーム”を発表している(チーム名は略称、カッコは入団年)。

 まずお届けするのは、レイカーズ、ニックス、セルティックス、ウォリアーズ、シクサーズの5チームだ。

■レイカーズ
ガード:マジック・ジョンソン(1979)、ジェリー・ウエスト(1960)
フォワード:コビー・ブライアント(1996)、エルジン・ベイラー(1958)
センター:ジョージ・マイカン(1947)

 マジックは1979年のドラフト1位で指名され、80年代にレイカーズを5度の優勝に導いた大型司令塔。ウエストはNBAロゴのモデルになった選手で、ベイラーとともに60年代のチームで主軸を担った。マイカンはレイカーズがミネアポリスに本拠地を置いていた時代のエース。コビーは指名されたのはホーネッツだったが、その後トレードで加入し、史上最高の“レイカー”に挙げられるほどのスターに。通算3万3643得点はチーム史上1位で、8番と24番で欠番入りしている。なお、この5人は引退までレイカーズ一筋で過ごした真のフランチャイズプレーヤーだった。

■ニックス
ガード:ウォルト・フレイジャー(1967)、リッチー・ゲイン(1954)
フォワード:ハリー・ギャラティン(1948)、ウィリス・リード(1964)
センター:パトリック・ユーイング(1985)

 ギャラティンはニックスの黎明期を支えたフォワード。54年に加入したゲインは2年目から6年連続でオールスターに選ばれ、62年にあげた平均29.5点はチーム史上2位にランクしている。リードとフレイジャーは1970、73年の優勝メンバーであり、前者はファイナルMVPを2回受賞、後者は77年に退団するまでスコアラーとして鳴らした。85年のドラフト1位ユーイングは、デビューから13年連続で平均20点超え。優勝には手が届かなかったが、94年にはファイナルまで勝ち進んだ。
 ■セルティックス
ガード:ボブ・クージー(1950)、ポール・ピアース(1998)
フォワード:ジョン・ハブリチェック(1962)、ラリー・バード(1978)
センター:ビル・ラッセル(1956)

 クージー、ハブリチェック、ラッセルの3人はセルティックスがリーグを支配していた1950年代後半〜60年代のチームの中心人物。名パサーのクージーは6回、万能戦士のハブリチェックは8回、守護神のラッセルは8連覇を含む、11回のリーグ制覇を果たした。バードは高いシュート力とバスケIQを武器にゲームを支配し、84年から3年連続でMVPを獲得。98年に入団したピアースは長年エースを務め、08年の優勝の立役者となっている。
 ■ウォリアーズ
ガード:ステフィン・カリー(2009)、リック・バリー(1965)
フォワード:クリス・ウェバー(1993)、ポール・アリジン(1950)
センター:ウィルト・チェンバレン(1959)

 カリーは2009年のドラフト7位でウォリアーズに入団。正確無比なロングジャンパーを武器に4年目に平均20点の大台を突破すると、2015、16年にはMVPを獲得した。バリーとアリジンはオフェンス力が売りで、前者は67年、後者は52、57年に得点王に輝いている。93年のドラフト当日(指名されたのはマジック)のトレードで加入したウェバーは、初年度から平均17.5点、9.1リバウンドをあげたが、当時のヘッドコーチだったドン・ネルソンと折り合いが悪く、1年で放出されてしまった。伝説の巨人チェンバレンは59年に入団し、3年目に前人未到の1試合100得点を奪取。在籍6年間で平均41.5点、25.1リバウンドと驚異的な数字を叩き出した。
 ■シクサーズ
ガード:ハル・グリアー(1958)、アレン・アイバーソン(1996)
フォワード:チャールズ・バークレー(1984)、ビリー・カニングハム(1965)
センター:ドルフ・シェイズ(1948)

 グリアーとシェイズはシクサーズがシラキュース(当時のチーム名はナショナルズ)にフランチャイズを置いていた時代のスター選手。シェイズはシクサーズ初のオールスターMVPで初優勝時(55年)のメンバー、グリアーは15年間のキャリアをシクサーズ一筋で過ごし、フランチャイズ最多の2万1586得点を稼いだ。バークレーは84年のドラフト5位で入団。パワーフォワードとしてのサイズ不足(198㎝)を身体能力とシュート力でカバーし、8年間で平均23.3点、11.6リバウンド、3.7アシストの好成績を残した。96年のドラ1、アイバーソンは183㎝と小柄ながら天性の得点力を持ち、在籍12年間でグリアーに次ぐ1万9931得点、通算4度の得点王に就いている。

構成●ダンクシュート編集部

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