12月22日(日本時間23日)、NBAの2020−21シーズンが開幕した。入れ替わりの激しい世界、毎年多くの新人選手が夢を抱いてキャリアをスタートさせるが、今年のドラフト指名組はどのようなスタートを切ったのか。ルーキーたちのデビュー戦レポート【イースタン・カンファレンス編】をお届けする。

※各選手のシーズン初戦の成績を掲載。左から対戦相手/出場時間・得点・リバウンド・アシスト、±(出場時のチームの得失点差)。

■ラメロ・ボール(ホーネッツ/1巡目3位)
vs キャバリアーズ/16分・0点・1R・3A・+2

 “ボール兄弟の三男”として、ドラフト前から今季の新人の中でも最高クラスの注目を集めた19歳。プレシーズンでは華やかなアシストを連発して期待を高めたが、公式戦デビューはほろ苦い結果となった。ベンチから16分出場し、5本のフィールドゴールを放って成功はゼロ。過去15年のドラフト1〜3位指名選手で、デビュー戦を無得点で終えた4人目の選手となってしまった(過去の3人は2007年1位のグレッグ・オーデン、09年2位のハシーム・サビート、13年3位のオットー・ポーターJr.)。
 ■アイザック・オコロ(キャバリアーズ/1巡目5位)
vs ホーネッツ/34分・11点・3R・5A・+7

 開幕戦でそのボールの所属するホーネッツと対戦したキャブズのルーキーが、ドラフト5位指名のオコロだ。こちらはいきなり先発に抜擢されると、第1クォーターに2本のフリースローを決めて初得点。第2クォーターにはアリウ−プ、試合残り3分半には勝利を決定づける3ポイントなど5本中4本のシュートを決めたほか、アシストや守備でも随所に存在感を発揮する最高のスタートを切った。

■オビ・トッピン(ニックス/1巡目8位)
vs ペイサーズ/24分・9点・3R・1A・−4

 昨季、NCAAの最優秀選手に輝いた22歳は地元ニューヨークの名門チームでNBAキャリアを踏み出した。プレシーズンでは3ポイントが1/11と外角の精度を欠いたが、この日は第2クォーター中盤に3ポイントを沈めて初得点をマーク。後半にもさらに2本を加えて9得点をあげた。もっとも3ポイント以外のシュートは決められず、フィールドゴールは3/12と確率は今ひとつ。自慢の跳躍を生かしたダンクは次戦以降にお預けとなった。
 ■プレシャス・アチウワ(ヒート/1巡目20位)
vs マジック/14分・8点・3R・0A・+6

 ナイジェリア出身のルーキーは昨季ファイナルに進出したヒートで開幕戦からローテーション入り。第1クォーター残り3分にベンチから登場すると、その直後にオフェンシブ・リバウンドから得たフリースローを決めて初得点。さらにゴラン・ドラギッチのパスからアリウープ、ゴール下シュートと立て続けにゴールを奪った。25日のクリスマスゲームでも19分の出場で11得点、さらにザイオン・ウィリアムソンへの好守を見せるなど、早くも強豪で居場所を掴んでいる。

■コール・アンソニー(マジック/1巡目15位)
vs ヒート/19分・6点・2R・6A・+3

 名門ノースカロライナ大出身のスコアリングガードはプレシーズンで平均13.8点をマーク。ドラフト上位陣にも劣らぬポテンシャルの高さを披露した。開幕戦ではシュート機会こそ限られたものの、正確なジャンパーでネットを揺らしたほか、アリウープを演出するなど6アシストを配給。セカンドユニットの一員として仕事を全うし、今後への期待も抱かせた。
 ■デニ・アブディヤ(ウィザーズ/1巡目9位)
vs シクサーズ/28分・7点・4R・1A・+14

 昨年の八村塁と同じドラフト9位でウィザーズに加入したイスラエルの新星。プレシーズンでは19歳らしからぬ冷静なプレーを披露し、開幕スタメンの座を掴んだ。シクサーズとの初陣でもその姿勢は変わらず、試合開始5分に3ポイントを決めて初得点をマーク。この日はシュート機会自体が3ポイント2本のみだったが、そのいずれも確実に仕留めて、プレーメイク面や守備でも即戦力と呼び得る実力を見せつけた。試合には敗れたものの、±はチームトップの+14を記録している。

■パトリック・ウィリアムズ(ブルズ/1巡目4位)
vs ホークス/33分・16点・4R・1A・−23

 フロリダ州大ではシックスマンで平均9.2点と控えめだったこともあり、ドラフト4位指名は予想外と騒がれた。しかしNBAのデビュー戦でいきなり先発に抜擢され、大学時代の自己ベストまであと2点に迫る16得点を奪取。果敢なドライブや正確なジャンパーでゴールを重ね、高順位の期待に応えてみせた。

構成●ダンクシュート編集部