12月22日(日本時間23日)、NBAの2020−21シーズンが開幕した。入れ替わりの激しい世界、毎年多くの新人選手が夢を抱いてキャリアをスタートさせるが、今年のドラフト指名組はどのようなスタートを切ったのか。ルーキーたちのデビュー戦レポート【ウエスタン・カンファレンス編】をお届けする。

※各選手のデビュー戦の成績を掲載。左から対戦相手/出場時間・得点・リバウンド・アシスト・±(出場時のチームの得失点差)。

■アンソニー・エドワーズ(ティンバーウルブズ/1巡目1位)
vs ピストンズ/25分・15点・4R・4A・+4

 2020年ドラフト全体1位指名のスター候補は、ピストンズとの開幕戦で15得点とまずまずのスタート。試合開始4分にベンチから初出場を果たすと、第1クォーター残り4分45秒に3ポイントで初得点。その後のジャンパーの精度は今ひとつだったものの、力強いドライブからのレイアップで着実にゴールを重ね、大器の片鱗を見せた。プレシーズンでは平均11.3点とやや期待外れだったが、レギュラーシーズン2戦目のジャズ戦で18得点、続くレイカーズ戦は15得点と、ここまでは全3試合で2桁得点を稼いでいる。
 ■ジェームズ・ワイズマン(ウォリアーズ/1巡目2位)
vs ネッツ/24分・19点・6R・0A・−10

 エドワーズに次ぐ全体2位指名のビッグマンは、新型コロナの検査で陽性判定を受けたためプレシーズンを全休。体調が心配されたものの、ネッツとのシーズン開幕戦では先発センターとして元気にコートを駆け回った。開始50秒にダンクで記念すべき初得点をあげると、第2クォーターには鮮やかなドライビングレイアップを披露。敗戦が濃厚となった終盤には3ポイントをはじめ、ジャンパー2本にアリウープなど、多彩な攻撃パターンを見せつけた。続くバックス戦では3本の3ポイントに加え3ブロックと、万能ビッグマンという前評判通りの活躍を続けている。
 ■タイリース・ハリバートン(キングス/1巡目12位)
vs ナゲッツ/30分・12点・2R・4A・+1

 今ドラフト最高の司令塔とも評される若きPGは初陣からその実力を遺憾なく発揮。20歳とは思えぬ堂々とした振る舞いでチームの攻撃を牽引し、的確なパスで味方の得点シーンを演出してみせた。さらに接戦で迎えた第4クォーター中盤には2本の3ポイントを沈める大仕事。延長では出番は回ってこなかったが、計30分プレーし強豪ナゲッツ撃破に大きく貢献した。

■デビン・ヴァッセル(スパーズ/1巡目11位)
vs グリズリーズ/20分・3点・3R・0A・+13

 大学2年間で通算41.7%の3ポイント成功率をマークした好シューター。グリズリーズとのデビュー戦は3得点に終わったものの、唯一決めた3ポイントは13点リードで迎えた第4クォーター残り4分48秒に決めた値千金の一発だった。開幕戦から20分のプレータイムを得たのはグレッグ・ポポビッチHCからの信頼の証で、ラプターズとの2戦目には7得点をあげて連勝に貢献している。
 ■テオ・マレドン(サンダー/2巡目34位)
vs ホーネッツ/20分・4点・0R・2A・−16

■アレクセイ・ポクシェフスキー(サンダー/1巡目17位)
vs ホーネッツ/11分・0点・4R・0A・−13

 サンダーは開幕戦の相手だったロケッツが人数不足により延期となった影響で、26日のホーネッツ戦が今季の初戦に。母国のフランスですでにプロ経験を積んでいるマレドンは第1クォーターから出場機会を得ると、絶妙なアシストでさっそく存在感を発揮。その後は4つのターンオーバーを喫するなどミスもあったが、第4クォーターには4得点をあげて開幕戦勝利に一役買った。

 一方のポクシェフスキーは11分の出場で6本の3ポイントを放つも、初ゴールはお預け。213cmの長身を生かしたリバウンドとブロックは光ったが、攻守において粗削り感は否めず、大成にはしばらく時間を要しそうだ。

構成●ダンクシュート編集部