昨年10月、ラ・リーガ2部のサラゴサとの契約を解除した香川真司は以降、フリーランスとして個人トレーニングを続けながら、新たな所属先を探す日々を送ってきた。

 新年に入り、彼は自身のSNSに「この1月に良い報告ができれば」「サッカー選手である以上、グラウンドの上で自分自身の力を証明していかないといけない」と投稿。この冬の移籍市場で、“結論”を下すことを示唆している。

 年末に古巣のセレッソ大阪復帰が報道されるも、「欧州でまだやるべきことがある」と否定した香川には、これまでスペインを含めた欧州各国、さらには南米ブラジルのクラブなどが新天地候補として噂に挙げられてきた。

 ドルトムント、マンチェスター・ユナイテッドに所属し、日本代表として2度のワールドカップ出場と、実績十分の31歳には海外メディアも注目し、「移籍金なしで獲得できるビッグネーム」といった記事では、マリオ・マンジュキッチ、ダニエル・スターリッジ、アレシャンドレ・パトらとともに、必ず名前が挙がる存在となっている。
  欧州での活動を希望する香川だが、アメリカのMLS専門メディア『MLS Multiplex』は同リーグのニューヨーク・シティFCが「契約する可能性のある選手3人」のひとりとして、香川を取り上げている。

 マンチェスター・シティとMLBのニューヨーク・ヤンキースの共同出資で2015年に創設された新興クラブは昨季、初めて東地区リーグで首位となった他、CONCACAFチャンピオンズ・リーグ初出場を果たすなど、大きな前進を遂げており、さらなる向上のために、このシーズンオフは「クラブの短い歴史の中で最も重要」だという。

 そして、求められる影響力の強い新戦力候補として、同メディアは香川をピックアップ。再び輝ける場所を見つける必要がある日本人MFの才能はいまだ疑いの余地がなく、このクリエイティブな選手にとって、MLS、とりわけニューヨーク・シティは最適な場であり、ここで彼は自信を取り戻すことができると主張する。
  中央のMFとしてゲームメイクを担うのが得意な香川は、現在10番を担うアルゼンチン人のマキシ・モラレスの後継者となり、パッサーとして味方に決定的なチャンスを提供する他、フィニッシュでも大きな貢献が期待できるとしている。

 もちろん、香川が欧州滞在を希望し、さらにC大阪復帰の報道が流れたことは同メディアも承知しているが、それでも「獲得のために(MLSの)クラブは迅速に行動しなければならない」と綴っている。
​​​​ 多くのスーパースターが到来し、あのリオネル・メッシも将来的にプレーすることを望んでいるMLS。香川にとってファーストチョイスではないだろうが、それでも大西洋を渡る選択肢は一考の余地がある。今後の彼の動向に注目だ。

構成●THE DIGEST編集部