1月21日(現地時間)、プレミアリーグ第18節が行なわれ、リバプールは0-1でバーンリーに敗北。2017年4月以来続いてきた本拠地アンフィールドでのリーグ無敗記録は68試合で途絶えた。

 リーグ4戦未勝利(3分け1敗)で得点わずか1と深刻な不調に陥っている王者チームは、下位チーム(試合前は17位)を迎えたこの一戦を浮上のきっかけとするべく、序盤から攻勢に立ち、幾度も相手ゴールに迫るも、フィニッシュの拙さなどで肝心のゴールが奪えず、終盤の83分にGKアリソンが痛恨のPK献上で失点、最悪の結末を迎えることとなった。

 ユルゲン・クロップ監督は試合後、「アリソンは(PKに繋がったファウルの場面で)アシュリー・バーンズには触れていないと私に主張した」「負けるはずのない試合に負けた」と、受け入れがたい結果に対する抵抗を見せるも、その後は「全ては私の責任」「今はタイトル争いを想像できない」と、反省しきりだった。
  そんなドイツ人監督は、この試合でも南野拓実をベンチに置き続けた。モハメド・サラーとロベルト・フィルミーノを休ませ、代わりにディボック・オリギとジェルダン・シャキリ(試合では中盤)を選択するも、なかなか点が奪えないとなって、前線をサディオ・マネとの「フロントスリー」に戻した指揮官は、リードされた直後にようやく日本人選手を、リーグでは5試合ぶりに投入した。

 南野の“6分間”について、スポーツ専門チャンネル『ESPN』は「遅い登場からエネルギッシュな動きを見せたものの、防御を固めたアウェーチームを打ち崩す術を見つけることはできなかった」とプレーに触れたが、地元紙『Livepool Echo』は「希望のないタスク」、リバプールの専門メディア『THIS IS ANFIELD』は「失点後の出場。一体、チャンスを得るために何をすれば良かったのか?」と、クロップ監督の起用法に疑問を呈するような寸評の方が多かった。
  第14節クリスタル・パレス戦でリーグ初ゴールを含む好パフォーマンスを披露して以降、南野を起用すべきという声は現地メディア、OBからも上がっており、このバーンリー戦では先発出場が濃厚といわれていた中でのベンチスタートに、日刊紙『The Guardian』は「クロップ監督が南野を信頼していないのは明らかだ」と綴っている。

 疑問や不満を抱いているのはファンも同じで、SNSには「南野でなくオリギという判断は、私の悩ませる」「オリギよりは南野だろ…」「本当に南野には気の毒だ」「初ゴールの後にプレー機会を得られず、3トップのうちの2人が入れ替わる中で、選択肢から外される南野の気持ちを考えると…」などといった書き込みが多く投稿された(専門メディア『CAUGHTOFFSIDE』より)。
  過密日程を強いられているリバプールは、休む間もなく24日にはマンチェスター・ユナイテッドとFAカップ4回戦を戦い、その後も3、4日おきに試合が待ち構えている。その中で、南野は辛抱強くチャンスを待ちながら、結果を残すことができるか。

構成●THE DIGEST編集部

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