1月28日、日本球界に衝撃のニュースが届いた。日本が誇るスーパースター・田中将大が楽天と基本合意したことが報じられたのだ。2013年以来8年ぶりの復帰、背番号「18」、年俸も先日に菅野智之(巨人)が塗り替えたプロ野球新記録を更新する9億円以上とも言われている。

 田中はこのオフにニューヨーク・ヤンキースからFAとなっていた。FA市場では上位に位置付けられており、サンディエゴ・パドレスやトロント・ブルージェイズなど複数球団が獲得に関心を寄せていたものの、年明け1月中旬になっても去就が決まらず。そんな中で、古巣・楽天からの熱心なオファーが、日本球界復帰へのファクターになったのだろう。

 果たして、メジャーでもオールスターに2回選出された田中の電撃移籍に関して、現地メディアはどのように報じたのだろうか。移籍情報を取り扱う最大手メディア『MLBトレード・ルーマーズ』は、「1月上旬のインタビューの時に日本復帰へのヒントを送っていた」として、1日に出演したニッポン放送の『田中将大のオールナイトニッポンNY』について言及した。
  同番組ではタレント・中居正広とトークを繰り広げながら、中居からの「メジャー8年目、数字的な目標は」というパスに対して、田中は「メジャーで野球やってるかどうか分からないですよ」と“匂わせ“。そして、巨人ファンの中居から巨人も選択肢にあるのかと追及された際には、「巨人も、お話があったら考える方向になると思いますけど」としつつも、「イーグルスというのは自分の中ではありますけど」と話していた。

 この出演を機に、にわかに田中の日本復帰について報じられることが増えていき、またヤンキースが他の選手を補強したことで、『MLBトレード・ルーマーズ』は「タナカがブロンクス(ヤンキースの愛称)に復帰しないであろうことが、すぐに明確になった」とした。しかし一方で、田中が自身の去就に関して英語で綴ったツイッターを引用し、来オフのメジャー復帰の可能性についても考察している。

 田中のツイートには、「私は『2021年シーズン』、日本に復帰して楽天イーグルスでプレーすること決断しました」(日本語訳)とある。同サイトはこの『2021年シーズン』という部分に着目し、「 “for the 2021 season” とあることで、将来的なMLB復帰もあるのでは」と分析。田中の契約は2年(海外FA権取得までの日数)と報じられている。しかし、1年ごとに契約を見直すオプトアウト条項が盛り込まれているのであれば、早くても来オフのFA市場に参戦できるというわけだ。

 もっとも、その場合は(規約が変わらない限り)改めてポスティング・システムを経由しての移籍となる可能性が高く、同サイトが伝えているような即メジャー復帰は現実的ではないかもしれない。しかし、コロナ禍が落ち着いて通常通りのメジャーリーグが開催されるようになれば、田中を狙う球団は少なくないのもまた、確かである。

構成●SLUGGER編集部