男子テニス国別対抗戦、『ATPカップ』(2月2日〜6日/オーストラリア/メルボルン)では6日に日本対アルゼンチン戦が行なわれ、シングルス第2試合に登場した錦織圭がアルゼンチンのエース、ディエゴ・シュワルツマンに1−6、7−6(4)、0−6で敗れた。

 本来ならば4日に予定されていた日本対アルゼンチン戦だが、一部の選手たちが滞在していた現地のホテルにて新型コロナウイルス感染者が発生したため、4日の試合日程はすべて中止に。本日の開催へと順延となっていた。

 第1セット、立ち上がりから強打を連発するシュワルツマンに対し、防戦を強いられる錦織は、第2ゲームのサービスゲームを接戦の末にブレークされる。その後も、逆転の糸口をつかめないままシュワルツマンにもう1本ブレークを許し、1−6でセットを落としてしまった。

 しかし、続く第2セットの序盤は真逆の展開に。第2ゲームでダブルフォールトを犯す相手の隙をついた錦織がブレークに成功すると、第3ゲームでは巧みなネットプレーを交えつつラブゲームキープ。

 このまま流れを引き寄せたい錦織は、第4ゲーム以降も攻撃的なショットでシュワルツマンを苦しめるが、どうしてもミスが先行してしまいポイントにつなげられず、第5ゲームでブレークバックされてしまう。

 その後は互いに1本ずつブレークを奪い合い、7ポイントのタイブレークへ突入。するとここでギアを上げた錦織が幾度となくポイントを先行し、粘るシュワルツマンを振り切って第2セットを奪取した。
  これで流れをつかんだかに見えた錦織だったが、最終セット第2ゲームで迎えたブレークのピンチで痛恨のダブルフォールト。その後は集中を乱したのか、アンフォースドエラーを重ねて0−6で敗退となった。

 初戦となったロシア戦。ダニール・メドベージェフとの試合では、「2セット目は全部良かった」と自画自賛するほどのプレーを見せた錦織。この日も復活を感じさせるような良いプレーが随所に見られたが、同時にここぞという場面でミスを犯し、フラストレーションを溜めるシーンが目立った。

 錦織の試合の前にはシングルス2番手の西岡良仁が登場したが、世界44位のギド・ペラに3−6、6−7(4)で敗れた。日本チームはダブルスを残してアルゼンチンに敗退が決定し、3日のロシア戦にも敗れていたため予選0勝2敗で大会を終えることとなる。

≪ATP CUPとは?≫
●今年のATPカップには12カ国が出場しており、3カ国ずつ4グループに分かれて総当たり戦を行なう。それぞれの組でトップに立った4カ国が準決勝で対戦。シングルス2試合、ダブルス1試合の順番で計3試合を行ない、先に2勝した方が勝利となる。

●日本はグループDで、ロシア・アルゼンチンと同じ組。ロシアが2勝0敗で予選を突破し、6日のドイツとの準決勝を制して決勝に進出を決めた。

●日本代表メンバー/錦織圭、西岡良仁、マクラクラン勉、松井俊英、マックス・ミルニー監督

構成●スマッシュ編集部

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