今冬にリバプールからサウサンプトンにレンタル移籍した南野拓実。デビュー戦となったニューカッスル戦でいきなりゴールを記録するなど好パフォーマンスを披露したことで一気に評価が上がり、次戦に向けて大きな期待を寄せられている。

 サウサンプトンは11日にFAカップ5回戦でウォルバーハンプトンと対戦したが(2-0で勝利)、カップタイドによりこれに出場できなかった南野にとって、注目の新天地2戦目は14日(日本時間21時開始)、プレミアリーグ第24節となる。

 奇しくもウォルバーハンプトンとの連戦となるこのデーゲーム、ほとんどの現地メディアが南野をニューカッスル戦同様に4-2-2-2(もしくは4-4−2)の2列目左でスタメン起用されると予想している。

 ここで26歳の日本人は結果に繋がる活躍を見せて、リーグでは5連敗と低迷しているサウサンプトンの悪い流れを断ち切り、さらに自身の価値を上げることができるだろうか。
  レンタル移籍を機に上昇気流に乗りつつある南野だが、対照的に暗黒のトンネルから抜け出せずにいるのが、所有元のリバプールだ。13日に行なわれた24節レスター戦では、モハメド・サラーのゴールで先制するも、その後、わずか7分間に3ゴールを叩き込まれて逆転負け。ついにリーグでは6年ぶりとなる3連敗を喫した。

 英国メディアの『Hampshire Live』は、この状況について「リバプールは南野をレンタルで放出して以降、一度も勝てないでいる。もちろん、彼がリバプールで9試合(リーグ)しかプレーしていなかったことを考えれば、それは偶然ということだろうが、彼の創造性があれば何とかなったかもしれない、と考えるファンも多く存在する」と綴り、ファンの怒りの声を紹介している。

「(ロベルト・)フィルミーノがあの状態なのに、南野をサウサンプトンに放出してしまうなんて、非常識と言う他ない」

「怪我人ばかりで適任でない選手を使わざるを得ない状況で、南野はレンタルに出し…忘れてしまいたいシーズンだ」

「前線の恥ずべき3つの事柄――南野のレンタルでの放出、そしてディオゴ・ジョッタの負傷と、それを知りながらもディボック・オリギを残留させたこと」

 出場機会を求めてマージーサイドを後にした日本人の存在が、このような形で脚光を浴びるのは何とも皮肉な話だが、彼にとっては歓迎すべき状況とも言えよう。リバプールでの「南野待望論」が日に日に強くなっていくような、レンタル先での大躍進を期待したいものだ。

構成●THE DIGEST編集部

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