2月18日(日本時間19日、日付は以下同)、NBAとNBA選手会(NBPA)は、3月7日にステイトファーム・アリーナ(ジョージア州アトランタ)で、オールスターゲームを開催することを正式に発表した。

 それに伴い、1月28日から2月16日にかけて行なわれたファン投票ならびに選手投票とメディア投票の結果、今年のオールスターゲームにおけるキャプテンとスターターが決定した。

 イースタン・カンファレンスはフロントコートがケビン・デュラント(ブルックリン・ネッツ/キャプテン)、ヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス)、ジョエル・エンビード(フィラデルフィア・セブンティシクサーズ)、バックコートにブラッドリー・ビール(ワシントン・ウィザーズ)とカイリー・アービング(ネッツ)が選出。

 ウエスタン・カンファレンスはフロントコートがレブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ/キャプテン)、ニコラ・ヨキッチ(デンバー・ナゲッツ)、カワイ・レナード(ロサンゼルス・クリッパーズ)、バックコートにステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)とルカ・ドンチッチ(ダラス・マーベリックス)がそれぞれ選ばれた。
  オールスターのスターターは、ファン投票が50%、選手投票とメディア投票がそれぞれ25%の比率で算出。今回、最も僅差の戦いとなったのがウエストのバックコート部門だ。

 ファン投票で2位のドンチッチに対し、デイミアン・リラード(ポートランド・トレイルブレイザーズ)が3位。一方、選手とメディア投票ではドンチッチが3位でスコアは2.5、リラードは選手とメディア投票でそれぞれ2位に入り、こちらも2.5だったものの、ファン投票の順位が決め手となり、ドンチッチがスターターとなった。

 キャリア3年目のドンチッチは平均29.1点、8.6リバウンド、9.4アシストと、今季も平均トリプルダブル級の成績を残しており、リーグ有数の若手スーパースターであることは間違いない。
  一方のリラードも、ここまで平均29.8点、4.4リバウンド、7.7アシストと大活躍を見せている。特に主軸のCJ・マッカラムとユスフ・ヌルキッチが戦線離脱後、平均35.6点、8.6アシストとギアを上げ、チームを9勝5敗という好成績へと導いているのだ。

 現在のオールスター選出方法は、ファンと選手、メディアの三者の意見が反映されたものとなっているが、ドンチッチ擁するマブズはここまで13勝15敗(勝率46.4%)でウエスト10位。それに対してリラード率いるブレイザーズは18勝10敗(勝率64.3%)でウエスト4位という好位置におり、チーム成績でもリラードに軍配が上がる。

『StatMuse』によると、リラードは第4クォーターまたは延長残り5分で5点差以内というクラッチシチュエーションにおいて、今季リーグトップの82得点を記録しているほか、フィールドゴール成功率63.2%、3ポイント成功率58.8%、フリースロー成功率100.0%、12勝3敗という好成績を残している。
 「彼はこの世界でトップ5に入るバスケットボールプレーヤーだ…俺には意味が分からないね」とシャックが『TNT』で口にするなど、疑問の声が上がるのは無理もない。

 とはいえ、リラードもリザーブ枠でオールスター出場を果たすことは間違いないだろう。それにリラードがオールスターのスターターに選ばれることに固執していることもない。「俺はこのチーム(ブレイザーズ)にいることにプライドを持っている。そしてこの街にチャンピオンシップをもたらしたい。それが最も重要なことだ」と話しているように、今回のスターター落選に対する驚きの声は、あくまで周囲のリアクションであり、選手たちに大きな影響を与えることはなさそうだ。

文●秋山裕之(フリーライター)