2月20日(日本時間21日、日付は以下同)、ワシントン・ウィザーズはウエスタン・カンファレンスのチームとのアウェー4連戦がスタート。この日はモーダ・センターでポートランド・トレイルブレイザーズとの一戦に臨んだ。

 ウィザーズのスターターは過去3戦負けなしのラッセル・ウエストブルック、ブラッドリー・ビール、ギャリソン・マシューズ、八村塁、モリッツ・ヴァグナーという布陣。対するブレイザーズはデイミアン・リラード、ゲイリー・トレントJr.、デリック・ジョーンズJr.、ロバート・コビントン、エネス・カンターが先発に名を連ねた。

 八村は序盤にビール、ウエストブルックのアシストから2本連続でレイアップを成功。その後は守備巧者コビントンの前にトラベリングをコールされたり、リング下でシュート態勢に持ち込む寸前にスナップされて得点できず。第1クォーター残り3分18秒に2回目のファウルを犯してベンチへ。
  続く第2クォーターは残り11分16秒にコートイン。だがレイアップを2本連続でミス、残り2分35秒にリラードとの1対1から繰り出したフェイダウェイジャンパーもリングに嫌われ、前半は4点止まり。残り約1分に3つ目のファウルをコールされ、ベンチへ退いた。

 ウィザーズは第1クォーターでブレイザーズに43得点も奪われるも、第2クォーターで30−12と挽回し、61−55の6点リードで試合を折り返す。前半はリラードのアウトサイドショットを警戒し3ポイント1本の6点に封じたものの、続く第3クォーターにそのリラードが牙を剝く。

 後半開始13秒、ディープスリーで反撃の狼煙を上げたリラードは、その後もレイアップや3ポイント、フリースローで得点を重ねていき、最後はブザービーターでの“ロゴスリー”を放り込み、第3クォーターだけで23得点の大暴れ。ブレイザーズが3点をリードして最終クォーターを迎えた。

 だがこの日のウィザーズはここからさらに粘りを見せる。第4クォーター残り7分45秒にビールのプルアップジャンパーで逆転に成功すると、以降はブレイザーズの追撃をしのぎ切り、最終スコア118−111で勝利。試合終盤、勝敗がかかった局面で貴重な働きを見せたのが八村だった。
  残り6分34秒にコートへ戻った八村は、その約1分後にフリースロー1本を決めたのを皮切りに、速攻でのボースハンドダンク、左手でのゴール下シュートを立て続けに成功。終盤のファウルゲームでもフリースロー4本をきっちりと沈めて、最後の6分間だけでチームの16点中9得点をあげて勝利に貢献した。

 2018年1月27日〜2月5日に記録した5連勝以来となる4連勝を飾ったウィザーズは、ビールがゲームハイの37得点、ウエストブルックが今季リーグトップとなる8度目のトリプルダブル(27得点、11リバウンド、13アシスト)、ロビン・ロペスが10得点、11リバウンドをマーク。
  八村は36分54秒の出場で7試合連続2桁となる17得点、7リバウンド、3スティールの活躍。フィールドゴール成功率41.7%(5/12)、3ポイントは2本放って成功ゼロに終わるも、フリースローは8本の試投のうち自己最多に並ぶ7本を沈めてみせた。

 次戦は22日に王者ロサンゼルス・レイカーズ、23日にロサンゼルス・クリッパーズとのLA2連戦。昨季11/12月の連戦ではいずれも20点差以上の大敗を喫したが、波に乗るウィザーズが強豪相手にどんな戦いを見せるか注目だ。

文●秋山裕之(フリーライター)

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