現在、日本代表に合流している南野拓実。韓国との親善試合、カタール・ワールドカップ予選と、森保ジャパンの海外組メンバーとして活躍に期待が高まる中、イングランドでは来季以降の去就に多くの関心が集まっている。

 先日、スペイン紙『La Razon』が伝えた「セビージャが南野とスイス代表MFジェルダン・シャキリの同時獲得を目指している」との報道はイングランド中にも広がり、現在はその可能性をめぐって様々な意見や憶測が飛び交っている。

 まず、リバプールの地元紙『Liverpool Echo』は南野、シャキリ、さらにディボック・オリギも加えた攻撃の「バックアップ組」が今夏、揃ってレッズを去る可能性に言及。オリギについては、インテルが監督の望むFW強化に向け、レオナルド・パボレッティ(カリアリ)、ジャンルカ・スカマッカ(サッスオーロ)らとともに獲得候補リストに記したと、複数のメディアが報じている。
  また、地元紙『Liverpool Echo』によると、南野に850万ポンド、シャキリとオリギには1300万ポンドが提示され、もしリバプールがオファーを受け入れれば、約3400万ポンド(約51億円)を手にできるという。しかし、リバプールで燻り続けている後者2人はともかく、サウサンプトンで好印象を見る者に与えている南野の売却には、懐疑的である。

 セビージャが南野獲得に自信を持っている理由として、『La Razon』はユルゲン・クロップ監督がこの日本人選手をレンタルに出したことを指摘。来季以降もマージーサイドで彼の居場所はないと見ているが、南野が長期的なクラブのプロジェクト下で獲得した選手であり、レッドブル・ザルツブルクに支払った移籍金(725万ポンド)からわずかな差額を得るために、リバプール地元紙は売却すること納得できないとした。

 さらに、リバプール専門メディア『LIVERPOOL.COM』は、退団も選択肢のひとつと考えている一方、元リバプールでレンタルを経てサウサンプトンに完全移籍したダニー・イングスがマンチェスター・シティから関心を寄せられていることに注視。南野を売却するとしても、現在の額で「安売り」はするべきではないと主張した。

 別のリバプール専門メディア『RUSH THE KOP』も、レジェンド守護神の名を用いて「南野の将来はブルース・グロベラーの足よりも不安定だ」と綴っている。

 はたして今夏、去就に揺れる南野にはいかなる答が出されるのだろうか。今後もその動向に注目が寄せられそうだ。

構成●THE DIGEST編集部

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