ケビン・デュラント、カイリー・アービング、ジェームズ・ハーデン、ディアンドレ・ジョーダン、ブレイク・グリフィン、ラマーカス・オルドリッジ――。

 ブルックリン・ネッツはオールスター選出合計41回(デュラント11回、アービング7回、ハーデン9回、ジョーダン1回、グリフィン6回、オルドリッジ7回)というスーパーチームと化し、瞬く間に話題の中心となった。かつてマイアミ・ヒートに“スリーキングス”が誕生した時にそうだったように、非難の声も少なくないが、『ESPN』の大物コメンテーターは「世間は黙るべきだ」と正当性を主張している。

 デュラント&アービングのデュオでシーズンをスタートしたネッツは今年1月、4チームが絡む大型トレードで3年連続得点王のハーデンを獲得。さらに3月に入ると、デトロイト・ピストンズからバイアウトでフリーエージェントになったグリフィン、同様にサンアントニオ・スパーズを退団したオルドリッジと立て続けに契約し、ロースターを強化した。
  まだ全員が同時にコートに立っていないとはいえ、オルドリッジは4月1日(日本時間2日)のシャーロット・ホーネッツ戦で先発して11得点、9リバウンド、6アシストと上々のデビュー。グリフィンはスーパーサブとして5試合で平均8.6点、4.4リバウンド、2.2アシストの成績を残すなど、スティーブ・ナッシュ・ヘッドコーチが巧みな手綱さばきでチームを好調に導いている。

 スーパーチーム結成について批判的な声も多く聞こえるなか、グリフィンは「この数年、俺が結果を残せていないという話をずっと聞いてきたからおかしな話だよ。このチームとサインした途端、『フェアじゃない』と言い始めた。世間は言いたいことを何でも言うけど、俺は他人の意見をあまり重要視していない」とクールに切り返した。

『ESPN』の人気コメンテーターであるマイケル・ウィルボン氏も、同局の番組“Pardon the Interruption”に出演した際、「ネッツは批判を受けても仕方ないと思いますか?」との問いに対し、「いや、非はまったくない」とヒール役になっている現状を不当だと主張している。
 「(2010年に)マイアミ・ヒートで、レブロン・ジェームズ、ドゥエイン・ウェイド、クリス・ボッシュが一緒になったのとは違う。グリフィンの言うことが100%正しい。2週間前、世間は彼がダンクできない、ブロックショットができないと指摘していた。それが、今は2011年に車を飛び越えてダンクコンテストで優勝した時のように、彼を恐れている。ネッツの一員になった途端に騒がれ始めた。無関係にも程がある。オルドリッジに関しても、そのように言われる筋合いはない。すでにカイリー、デュラント、ハーデンの3人がいた。世間は黙るべきだ」

 元スポーツライター兼コラムニストのトニー・コーンハイザー氏は、「ブレイク・グリフィンはデトロイトではひどかった。彼ら(グリフィンとオルドリッジ)はビッグネームだが、今シーズンはビッグスターではない」と言及。「ケミストリーの問題が持ち上がるが、懸念はあっても非難をするつもりはない」と語っている。
  さらにウィルボン氏は「ネッツはウエストの強豪に対抗できるチーム。プレーオフでも結果を残せるはずだ」と、ロサンゼルス・レイカーズやクリッパーズ、ユタ・ジャズ、デンバー・ナゲッツといった強豪ひしめくウエスト勢に太刀打ちできる勢力だと話している。

 6人のオールスターが揃い踏みした時、ネッツはどのようなチームへと変貌するのか。賛否両論はあるものの、彼らがリーグ最注目のチームになったことは間違いない。

構成●ダンクシュート編集部