4月4日に行なわれたアゼルバイジャン・プレミアリーグ第21節のスムガイト戦で、ネフチ・バクーの本田圭佑が後半から登場し、新天地デビューを飾った。しかし、0-2で敗れ、優勝争いのライバルであるカラバフFKに首位を明け渡したことで、幸先の良いスタートとはならず、本田自身も「受け入れがたい結果」と語っている。

 また、2点ビハインドの状態でピッチに送り込まれてそのまま敗れたことについて、「流れを変えるための起用だったのに、1点も返せなかったことが悔しい」と反省したが、後にネフチのキャプテン、エミン・マフムドフからは、そのパフォーマンスを称賛されたと現地メディア『REPORT.az』は伝えた。

 とはいえ、34歳の「日本のスーパースター」に対するポジティブな見方はあまり多くないようだ。『REKORD.az』は元アゼルバイジャン代表選手で、オランダやトルコでもプレーしたFWのヴァギフ・ジャバドフがテレビ番組で語った辛辣なコメントを紹介している。

「在籍期間というのは重要な要素だが、たった2か月で本田はチームに何をもたらせるのだろうか? 34歳という年齢の選手でもチームの役には立てるが、彼はコンディションが整っていないように見える。そのような選手を2か月間プレーさせる理由は? 商業的なことに金を使うなら、若者の育成に使うべきだと思う」
  一方、アゼルバイジャンのU-19代表チームを率いる経験豊富な指導者、エルカン・アブドゥライェフは、デビュー戦での本田のプレーを見た上で、こちらもネガティブな感想を語った(『Azerforum』より)。

「本田は有名な選手であり、契約した以上、ひとりでネフチをチャンピオンにする義務を負っている。しかし明らかに、彼は準備ができていない。良いパスは幾つか見られた。それはすぐにできるぐらい、彼は優れた選手だ。しかし、フィジカルは非常に弱くなっている。ピッチに立つのは時期尚早だっただろう。本来は強い選手であり、おそらく3か月準備すれば素晴らしい選手になるはずだ。しかし、その頃には彼の契約は終わっている」

 これに対し、本田自身はデビュー戦での出場時間には不満足であり、次戦ではより長くプレーすることを希望していると、『SPORTiNFO』は報じている。本田はクラブのスポンサーである「SOCAR」の役員にこれを訴えたとのことで、同メディアは10日に行なわれるガバラ戦でのスタメン入りの可能性を示唆した。

 ネフチの今季の残り試合は7つ。本田は早期に懐疑的な見方を払拭するようなパフォーマンスを発揮し、カラバフから首位の座を奪還し、8年ぶりのリーグタイトルをもたらすという厳しいミッションを完遂できるだろうか。

構成●THE DIGEST編集部