投打で圧巻のパフォーマンスを披露するエンジェルスの大谷翔平に、またしてもレジェンドが賛辞を贈った。

 不振に喘いだ昨シーズンからの捲土重来を期す今シーズン、大谷は開幕から話題を振りまいている。メジャー118年ぶりとなる「2番・投手」として先発出場したホワイトソックス戦(今月4日)では、残り1死のところで勝利投手こそ逃したものの、最速101.1マイル(約162.7キロ)を計測して7つの三振を奪取。そしてバッティングでは初回の第1打席に97マイル(約156キロ)の速球を捉え、右中間スタンド後方へ飛ばす特大のホームランをマークした。

 リアル二刀流として全米を震撼とさせるなか、その傑出した存在感には、メジャーの酸いも甘いも知る名投手も脱帽するしかない。2000年代にインディアンスやヤンキースで活躍したCC・サバシアだ。

 2001年にメジャーデビューしてから一昨年に現役を引退するまでに、MLB通算251勝と3093奪三振の大記録を残したレジェンド左腕は、以前から大谷の活躍ぶりを称えてきたが、現地時間4月8日に自身がMCを務めるポッドキャスト番組『R2C2』で「いろいろと言われているけど、オオタニはこれまで見てきたなかでもベストの選手だ。俺はずっとそう言い続けている」と、あらためて"支持"を表明した。

【動画】あのA-RODも驚愕した450フィートの特大アーチ! 大谷翔平の豪快すぎるホームランはこちら「ケガさえしなければ、間違いなくリーグのMVPを獲得できるよ。だって、ホワイトソックス戦を見ただろ? あの試合で彼は可能性を証明したよ。100マイルのボールを投げて、あれだけのホームランが打てるんだ。あれってすべてのメジャーリーガーが夢見る姿だよ」

 現役時代にはデレク・ジーターやマリアーノ・リベラ、アレックス・ロドリゲスといった球史に残るレジェンドたちとプレーしたサバシア。それでも大谷を「史上最高」に推挙する名手ながら、リアル二刀流には苦言を呈している。

「ホワイトソックス戦では4回表に投手としてタフなイニングを投げ、4回裏に最後の打者になった。そのあと、ベンチに戻って休む間もなくマウンドに行かなければならず、ストライクゾーンの感覚を失ってしまう。これは投手にとって一番きついことなんだ。投げる日は投球に集中したほうがいいと思うね。MVP獲得を考えるならそのほうが助けになる」

 エンジェルスのジョー・マッドン監督は現時点で「今はリミットを設けるつもりはない。“ショウヘイ・ルール”は作りたくない」と起用プランを明らかにしているが、はたしてどうなるか。今後の起用法に注目が集まる。

構成●THE DIGEST編集部