エンジェルスの大谷翔平のセンセーショナルな活躍に反響が止まらない。

 メジャー挑戦4年目の今シーズン、大谷は開幕から絶好調をキープ。現地時間4月13日に行なわれた敵地でのロイヤルズ戦では、「2番・DH」で先発すると、またしても5打数3安打と大当たりを決め込み、5回表の第3打席には甘めに入った変化球を的確に捉えて、飛距離431フィート(約131メートル)の特大アーチを放った。

 出場13試合で打率.364、本塁打4本、打点13、そしてOPSはリーグでもトップレベルの1.187と、驚異的なアベレージを叩き出している。二刀流として期待されるピッチングは今月4日のホワイトソックス戦以来、負傷の影響によって登板が実現していないが、それでも渡米後最速となる101マイル(約163キロ)を投じた右腕への注目度はいっさい薄らいでいない。

 メジャー118年ぶりの“リアル二刀流”をやってのけ、傑出した存在感を放つ26歳。いまや、かつて米球界、いやスポーツ界全体で一世を風靡した“スター”とも比較されるまでになった。ボー・ジャクソンである。

 13日のロイヤルズ戦で解説を務めた元メジャーリーガーのマーク・グビサは、自身が現役時代に同僚だったジャクソンを引き合いに出し、大谷との比較論を展開した。

「オオタニは見ていて本当に楽しいよ。ずば抜けたパワーとずば抜けたスピード、119マイルを超える高速の打球を打てるなんて、まるでボー・ジャクソンだよ。ショウヘイは完璧に彼のようなタイプの選手さ」

【動画】大谷翔平の豪快すぎる第4号ホームランはこちらをチェック! 1980年代後半に、MLBとNFLの両方でプレーした“二刀流”の大スターであるジャクソン。かつて世界で一大ブームを巻き起こした男と大谷を並び称するのは、グビサだけではない。米ベッティングサイト『VSiN』は、アメリカン・リーグのMVP候補にリストアップし、次のように評している。

「ショウヘイ・オオタニは間違いなくボー・ジャクソン級の存在だ。それでなくても、近いうちにボーを超える存在になる。エンジェルスの今年と昨年の違いは間違いなく彼だ。オオタニは現代野球では見られない偉大なる挑戦を続け、自身のチームメイトでもあるマイク・トラウトという強大なライバルすらも打ち負かす、それほどの出来を見せている」

 米球界を席巻するサムライ。彼の周辺で巻き起こるムーブメントは、今後しばらくは続きそうだ。

構成●THE DIGEST編集部