男子テニス世界ランク8位のロジャー・フェデラー(スイス)がジュネーブ・オープン(5月16〜22日/スイス・ジュネーブ/ATP250/クレー)と全仏オープン(5月30日〜6月13日/フランス・パリ/グランドスラム)に出場する意向を示したことをテニス系海外メディアの『UBITENNIS』が報じている。

 今年3月のカタール・オープンで右ヒザのケガから約14か月ぶりにツアー復帰を果たしたフェデラー。だが、同大会の準々決勝で敗退して以降は「トレーニングに集中する」ことを理由に再び戦列を離れ、今月から始まった欧州クレーコートシリーズでも依然として大会には出場していなかった。

 だが今年は、2019年の全仏オープン以来約2年ぶりにクレーコートでプレーすることを決意したようだ。フェデラーは「ジュネーブとパリ(全仏)に出場することを伝えたい」とファンに向けて報告した上で、「それ(ジュネーブ)まではまた身体を作り直すことに時間をかけようと思うけど、またスイスでプレーするのが待ち遠しいよ」と母国での大会出場に喜びを表現した。
  一方で、ジュネーブと全仏の2大会に出場する代わりに、マドリード・オープン(5月2日〜5月9日/スペイン・マドリード/ATP1000/クレー)とイタリア国際(5月9日〜16日/イタリア・ローマ/ATP1000/クレー)は欠場する予定だ。

 今回のフェデラーの発表を受け、ジュネーブ大会のトーナメントディレクターを務めるティエリー・グリン氏がコメントを発表。「夢のような出来事だ。彼が出場することは新型コロナウイルスの感染拡大が続く中でスポーツを存続させるために戦ってきた全ての人々への最高の報いになると思う」とフェデラーへ歓迎の言葉を送っている。

 長年にわたって世界のトップに君臨し続け、芸術的かつ華麗なプレーで多くのファンを魅了してきたフェデラー。まずはジュネーブ大会で元気な姿を見せてもらいたい。

文●中村光佑

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