現地時間5月3日、アゼルバイジャン・プレミアリーグ第25節が行なわれ、ネフチ・バクーはケシュラを3-0で下し、暫定ながら首位に立った。

 両監督がベンチ入りを禁じられた一戦、敵地に赴いたネフチは38分にCKから先制、さらにポストを叩く場面を2度作り、後半に入ると74分にカウンターから追加点を奪ったアウェーチームは、さらにアディショナルタイムにもFKで加点し、下位チーム相手に快勝を収めた。

 相手が反撃に転じてチャンスを作り続ける中で決まった、大きな意味合いを持ったネフチの2点目は、カウンターからアーメド・アーメドフが抜け出し、ペナルティーエリア内まで持ち込んで入れたラストパスを、並走した本田圭佑がダイレクトで合わせ、ゴール右隅に流し込んだものだった。

 3月中旬にネフチに加入して以来、5試合目での初ゴールに、ネフチは公式SNSで「アーメドフのパスを受けた本田は素晴らしかった」と称賛。本田自身もSNSで「たかが1点、されど1点」と英語で投稿。冷静な文章にも、産みの苦しみを乗り越えた喜びや安堵感が窺えた。

 現地メディアも「日本のスター」の初ゴールを報じ、『SPORTiNFO』は「ネフチの著名な日本人選手が“悪魔の足”を炸裂させた」、『REPORT.az』は「ケシュラ戦で優れたプレーを見せた本田が、アゼルバイジャン・プレミアリーグで初ゴール」、またアシストしたアーメドフの母国ブルガリアのメディア『sportal.bg』は「アーメドフが持ち込んだボールを受け、本田が“ドアを打ち破った”」と伝えた。
  また、『AZERISPORT』は「日本のスターにとって重要な一戦となった」と報じた後、前節サバフ戦でのゴール取り消しに触れ、「すでに彼はゴールを決めていたはずだったが、物議を醸す判定によって、それはカウントされなかった」と綴った。ロシアのメディア『SPUTNIK』のアゼルバイジャン版も、「CSKAモスクワ、ミランの元選手は初ゴールを決め、自身2勝目を挙げた。正式には、初ゴールは前節で決めていたが……」と記している。

 他では、本田が代表チームのゼネラルマネジャーを務めるカンボジアのメディア『KHMERLOAD』が、「美しい角度でボールを左足で叩いて初ゴール。カンボジア代表GMのミスター・ホンダがチームに貢献した」と報道した。

 待望のゴールで一歩前進した本田。実質的に勝点3リードしているライバルのカラバフFKを抑え、8年ぶりのリーグ優勝を果たすというネフチの悲願を成就するための決定的な仕事を果たすことができるか。

構成●THE DIGEST編集部