男子テニスツアー「マドリード・オープン」(5月2日〜9日/スペイン:マドリード/クレーコート/ATP1000)に出場する世界ランク3位のダニール・メドベージェフ(ロシア)が、記者会見で新型コロナウイルスに感染した際に悩まされた症状について語った。

 今年4月初めのモンテカルロ・オープンで大会第2シードとして2回戦から出場を予定していたメドベージェフだったが、試合前に行なわれたPCR検査で新型コロナウイルスの陽性が判明。同大会を棄権扱いとなり、トーナメントドクターとATPのメディカルチームによる監視の下で、厳格な隔離措置が行なわれた。

 その後は自宅でゲームを楽しむ姿をSNS上にアップするなど、比較的元気な様子を見せていたメドベージェフ。だが、会見では「具合が悪くなって、いくつか症状が出たりもした。強い風邪のような感じで、鼻と喉が少し詰まっていたし、数日間にわたって身体も弱っていた。特に10日間はつらかったし、自宅のベッドで療養した後にコートに戻ってきた最初の4、5日も大変だった」と体調は決して良くなかったという。
  それでも「この1週間の練習はとても充実していたし、全てをポジティブに捉えることができている。もちろん、ここ(マドリード)でプレーすることを楽しみにしている」と前向きな姿勢を示した上で、今大会への抱負を語った。

「自分にとってはハードコートよりもクレーコートの方が難しいから、しっかり調整してベストを尽くし、良いテニスを見せたいと思う。とにかく一歩一歩進んでいきたい」

 なお、第2シードのメドベージェフは初戦となる2回戦で世界49位のアレハンドロ・ダビドビッチフォキナ(スペイン)と対戦する。体調は気になるところだが、以前から「苦手意識を持っている」と語っていたクレーコートでどのようなプレーを見せてくれるのか、早くも注目が集まっている。

文●中村光佑

【連続写真】相手の攻撃を無力化するD・メドベージェフの守備的バックハンド