大注目の一戦がついに決定した。現地時間5月5日、米興行大手トップランク社は、ボクシングWBA&IBF世界バンタム級統一王者の井上尚弥(大橋ジム)が、来月19日にネバダ州ラスベガスのバージン・ホテルズ・ラスベガスで、IBF1位のマイケル・ダスマリナス(フィリピン)との防衛戦に臨むと発表した。

 井上にとっては久々の防衛戦だ。昨年10月に開催されたジェイソン・モロニー(オーストラリア)戦では、7回KOと圧勝。ラスベガス・デビュー戦で格の違いを見せつけた“モンスター”だけに、その次戦の行方は長らく注目されてきた。

 そしてようやく決まった次なる刺客は、過去13戦12勝1敗とそれなりの戦歴を残してきたダスマリナスだ。しかし、下馬評では、井上の圧倒的優位という見方が強まっている。英メディア『GIVE ME SPORT』は、「バンダム級では世界一に位置付けられているイノウエが、この試合でも勝利すれば、その地位はより確固たるものになる」と評した。

「イノウエは無敗のKOアーティストであり、間違いなくボクシング界でさらなるブレイクを果たす可能性を秘めた一人だ。勝てば、パウンド・フォーパウンド(体重差がないと仮定した場合のランキング)で世界ナンバー1の戦士としての地位を確立できる」

【動画】渾身のストレート炸裂! モロニーを撃破した井上尚弥のKOシーンはこちら 同メディアは、ダスマリナスについて「誰もが口にする名ではないが、“ホットスパイシー”という異名が示す通り、モンスター優位のオッズに混乱を生む可能性はある」と評価。そのうえで、井上を次のように褒めちぎった。

「間違いなくイノウエは地球上で最も破壊力のあるボクサーだ。その証拠にプロモーターのボブ・アラム(トップランク社CEO)が強いてきた強敵たちとの“テスト”を全てクリアしている。強さの天井はどこまで高いのか。その問いに対する答えを持っているのは井上だけだ。驚異的なパワーを持つ彼はまだまだ突き進むだろう」

 ジョンリル・カシメロとの3大タイトル戦も視野に入れているであろう井上は、ダスマリナスといかに戦うのか。“モンスター”のパフォーマンスに注目したい。

構成●THE DIGEST編集部