現地時間5月5日、米興行大手トップランク社は、ボクシングWBA&IBF世界バンタム級統一王者の井上尚弥(大橋ジム)が、来月19日にネバダ州ラスベガスのバージン・ホテルズ・ラスベガスで、IBF1位のマイケル・ダスマリナス(フィリピン)との防衛戦に臨むと発表した。

 当代屈指のチャンプの次戦がようやく決まった。井上は昨年10月に開催されたジェイソン・モロニー(オーストラリア)との防衛戦に7回KOと圧勝。ラスベガス・デビュー戦で格の違いを見せつけた“モンスター”の今後は注目を集めていた。

 井上の動向には周囲も反応。なかでも辛辣に持論を展開しているのが、WBOバンダム級王者のジョンリル・カシメロ(フィリピン)だ。

 昨年4月に予定されていた3大タイトル統一戦が、新型コロナウイルスの影響で流れて以来、両雄の因縁は深まっている。とりわけカシメロは「あいつは俺から逃げ回っている口だけの亀野郎だ」と公言するなど敵意を剝き出しにしてきた。

 そんなカシメロは今年8月14日にWBA同級レギュラー王者のギジェルモ・リゴンドー(キューバ)との対戦が決定。勝敗の行方が注目を集めているが、何よりも井上撃破に燃える31歳は、地元放送局『ABS NEWS』のインタビューで、大胆不敵にこう語った。

【動画】渾身のストレート炸裂! モロニーを撃破した井上尚弥のKOシーンはこちら「イノウエを怖がらせるつもりだ。リゴンドーを倒せば、あいつは何も欲しがらなくなるだろうね。きっとさらに俺から隠れるに決まってるさ」

 もちろん、40歳のリゴンドーも侮れない。プロキャリア22戦20勝(13KO)1敗の猛者に対してカシメロは、「簡単な相手じゃないことぐらい俺たちは分かってる。何せ、俺たちのアイドルであるノニト・ドネアを倒したんだからね」と警戒を強めた。

 さらに「無駄にならないように一生懸命に努力をする。それは何よりも素晴らしいことだ」とキューバの鉄腕打倒を明言したカシメロ。井上とのタイトルマッチを見据える男の挑発はまだまだ続きそうだ。

構成●THE DIGEST編集部