5月26日、新日本プロレスは、『Road to WRESTLE GRAND SLAM』東京・後楽園ホール大会3連戦の最終戦を開催。注目のメインイベントでは、後藤洋央紀&YOSHI-HASHIのCHAOSが、内藤哲也&SANADAのロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンと戦うタッグ対決が実現した。

 ユナイテッド・エンパイアとの抗争で、内藤はグレート-O-カーン、SANADAはアーロン・ヘナーレから勝利をゲットした。ベルト戦線浮上に向けて、さらなるアピールで存在感を示したいロスインゴ組。一方、後藤とYOSHI-HASHIは、石井を交えたトリオでNEVER無差別級6人タッグ王者として4.20後楽園大会でバレットクラブの挑戦を退け、4度目の防衛に成功するとともに約9か月のベルト保持と長期政権を確立中だ。

 激戦必至と見られた一戦は、下馬評通りに立ち上がりから両軍が持ち味を発揮。随所でチームプレーも飛び出すなど、一進一退の攻防となる。その終盤、YOSHI-HASHIのカルマを内藤が切り抜けると、そこからSANADAとともに波状攻撃。最後は内藤が電光石火のジャックナイフ式エビ固めで3カウントを奪取し、ロスインゴが勝利を収めた。

 試合後、内藤は「今シリーズのオレのテーマはBUSHI、SANADAの気持ちを確かめること。鷹木信悟のドンドンドンドン前に出ていく姿勢を見て、オレは悔しかったよ。二人もオレと同じ気持ちがあるなら! オレたちもそろそろ動き出そうぜ!」と言うと、BUSHIとSANADAの気持ちを確かめた上で、「内藤! BUSHI! SANADAでNEVER無差別級6人タッグに挑戦します!」とタイトル挑戦を表明した。

 そして、リングに呼びつけたYOSHI-HASHの挑戦受諾を受けてのバックステージでBUSHIは、「今、リング上で俺たち3人の意志は固まった。NEVER無差別級6人タッグのベルトに挑戦させてもらう。チャンピオンチームもさっき言ったよね、『やってやる』って。日にちはお任せするよ。勢いがあるのは鷹木信悟だけじゃないってのを、俺たち3人で見せなきゃいけないからね」と、タイトルに意欲を示した。
  内藤も闘志を燃やす。「YOSHI-HASHIのマイク聞いた? 俺たちの挑戦を受けてくれるんだってさ。これで決定だね。ところで、YOSHI-HASHIは昨日、39歳の誕生日を迎えたらしいね。フェリス・ コンプレアニョス! 誕生日おめでとうございます。最後の行動は、我々ロス・インゴベル ナブレス・デ・ハポンからの誕生日プレゼントだよ」とYOSHI-HASHIをほめ殺し、こう続けた。

「さぁ、NEVER無差別級6人タッグ王座戦、いつやる? 6月1日の後楽園ホール? 6月2日の後楽園ホール? 6月4日の大田区総合体育館? それとも、6月6日の大阪城ホール? やるタイミングは、彼らにお任せするよ。好きなタイミングを、じっくり考えて選んでくれよ。カブロン!」

 さらに滅多にコメントを出さないSANADAも「俺はもうすでに、NEVER第1回目の防衛戦をイメージして、コンディションを整えとく」と宣言。すでにベルトを獲った後のことを考えている様子だ。

 同門の鷹木信悟がIWGP世界ヘビー級新王者決定戦出場に猛アピールしている姿が、他のメンバーを刺激したのは言うまでもない。逆に怒りに任せて挑戦を受けてしまったCHAOS組にとっては、“最強のチャレンジャー”を迎えてしまったとも言える。

◆新日本プロレス◆
『Road to WRESTLE GRAND SLAM』
2021年5月26日
東京・後楽園ホール
観衆 329人
▼タッグマッチ(30分1本勝負)
後藤洋央紀&●YOSHI-HASHI(23分24秒 ジャックナイフ式エビ固め)内藤哲也○&SANADA

文●どら増田
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