6月2日、新日本プロレスは『Road to DOMINION』を東京・後楽園ホールで開幕した。

 注目のメインイベントでは、後藤洋央紀&石井智宏&YOSHI-HASHIのCHAOS組と、内藤哲也&SANADA&BUSHIのロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン組がNEVER無差別級選手権試合を戦った。

 内藤が遺恨が再燃している石井に対して猛攻を見せれば、SANADAも昨夜の前哨戦でフォールを取られた後藤を執拗に狙って攻めるなど、随所で激しいマッチアップが見られた試合は、終盤に動く。

 ロスインゴ組から負傷箇所に集中攻撃を受けたYOSHI-HASHIが、BUSHIのコードブレイカーをこらえてバタフライロックで捕獲。ここで石井が内藤を膝十字、後藤もSANADAをスリーパーで捕らえてアシストすると、YOSHI-HASHIがついにBUSHIからギブアップを奪取する。王者組が防衛新記録V5を成功させたのだ。

 バックステージで石井は「見たろ? これで鈴木軍、バレットクラブ、ロスインゴだ。次はどこだ? 本隊の腰抜けどもか? どこでもいい、誰でもいいよ。そう簡単に俺ら潰せねぇよ」と強調。これにYOSHI-HASHIは、「この記録更新、よほどのことがないと絶対にできないと思うから」と強気に言い放った。

「このまま、リング上でも言ったように、永遠に俺らが防衛しまくってやるよ。そして、そして、他のベルト、俺も、後藤さんも石井さんも、他も狙ってるから。これだけじゃないから。それだけは忘れるなよ。とりあえず、今日勝ったこと、それだけは大きな収穫だから。次も勝つ」

 一方、敗れたロスインゴの内藤は「悔しいよ。悔しいよ。ちゃんと、BUSHI がギブアップして負けるとこ、この目で見たしね。『あんなの俺ら負けじゃねぇよ』なんていうことは、言わないよ」と負けを認めた上で、珍しく悔しさを滲ませた。

「久々にタッグマッチのタイトルマッチ、まぁ今日は6人タッグだったけど、久々にシングルマッチ“ではない”タイトルマッチをやってみて、何か、楽しかったな。タッグマッチであり6人タッグマッチであり、8人タッグマッチ、10人タッグマッチ、こういうタッグマッチは、我々ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン、得意にしてたんで、その6人タッグマッチで負けたことは、すげぇ悔しいなぁ」
  しかし、内藤は「まぁ今日の、YOSHI-HASHI、石井、後藤、この先も防衛し続けるでしょう。その先にはまた、俺たちが立ち塞がりたいなと。これ1回で終わらすのはもったいないんでね、またタイミングを見て、挑戦したいなと思いますよ」とまだまだ諦めず挑戦する意向を明らかにした。

 また「それから、今日のタイトルマッチも含めて、いい刺激をもらった」という内藤は、「プロレスの可能性、プロレスの楽しみ方を、また改めて感じることができたな」とコメント。SANADAとのタッグに色気を見せた。

「つまり、シングルマッチだけがプロレスの楽しみじゃないなぁと。タッグマッチも楽しみの一つだなぁって、改めて痛感させられたよ。そういう意味では、SANADAとのタッグも、ありなのかな? 最近、よく組む機会が多いし。俺の目指してるもの、来年の東京ドーム大会のメインイベントというものに、変わりはないよ。でも、そこまでの道のりとして、タッグ、SANADAとのタッグもありかな。

 もちろん6人タッグでのリベンジも狙ってるよ。でも、SANADAとのタッグっていうのは、ちょっと、本気で考えたほうがいいのかなって、そうしたらもっとプロレスを楽しめるのかなって、思いましたよ。いやぁそれにしても、放送席で呑気に試合を見てる鷹木信悟の表情が、頭に来たぜ。カブロン!」

 オカダ・カズチカとIWGP世界ヘビー級新王者決定戦を行なう鷹木信悟にジェラシーを抱きつつ、タッグ戦線参加を匂わせた内藤。その動向が気になるところだ。

◆新日本プロレス◆
『Road to DOMINION』
2021年6月1日
東京・後楽園ホール
観衆 447人
▼NEVER6人タッグ選手権試合(60分1本勝負)
<王者組>後藤洋央紀&石井智宏&○YOSHI-HASHI(31分15秒 バラフライロック)内藤哲也&SANADA&BUSHI●
※第21代王者組が5度目の防衛に成功。

文●どら増田

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