現地時間6月4日、ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は、本拠地で行なわれたシアトル・マリナーズ戦に「2番・投手」で先発出場した。

 今季5度目の“リアル二刀流”となった大谷だったが、いきなり出端をくじかれる。マリナーズの先頭打者であるJP・クロフォードに投じた2球目、92マイル(約148キロ)のストレートをジャストミートされ、ライトへのホームランを打たれたのだ。

 先頭打者アーチを許したものの、その後は圧巻だった。“伝家の宝刀”であるスプリットで上位打線を3者連続三振に切って取り、悪いムードを自ら断ち切った。

 1回裏の第1打席を無死1塁で迎えた大谷。相手先発ロバート・ダガーの投じたファーストストライクを積極果敢に打ち、センター方向へ弾き返すも、痛烈な打球は“大谷シフト”でセカンドの位置にいたショートの真正面に。結局、ダブルプレーに打ち取られてしまった。

 大谷のピッチングは2回に凄みを増す。先頭の5番ジェイク・フレーリーをたった3球で空振り三振に切って取ると、6番のジャレッド・ケレニックをセカンドゴロ、7番のトム・マーフィーを96マイル(約154キロ)の力強いフォーシームで見逃し三振とした。
  迎えた3回に1死3塁のピンチを招いた大谷は、JPクロフォードに犠牲フライを打たれて2点目を献上。それでも後続を断ち切った右腕の好投に応えようと打線が奮起。その裏にジャスティン・アップトンが2ランホームランを放って同点とした。

 チームの援護を受けた大谷は、4回に1死2塁のピンチを招くが、2者連続三振を奪って無失点。ホセ・ロハスのソロホームランによる勝ち越し点を貰った5回も1個の三振を奪って、スコアボードにゼロを刻んだ。

 ショートゴロに終わった自身の第3打席を終えてから迎えた6回は、相手の攻撃が2番から始まる局面だったが、26歳のサムライ戦士はクレバーなマウンドさばきを見せる。先頭のミッチ・ハニガーを89マイル(約143キロ)のスプリットで、続くカイル・シーガーを87マイル(約140キロ)のスプリットでそれぞれ三振に切って取ると、4番のタイ・フランスはショートゴロに打ち取った。

 結局、大谷は6回を投げ切ったところで降板。6回2失点ながら、メジャーキャリア初の無四球、10奪三振という堂々たる内容だった。

構成●THE DIGEST編集部
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