今季“二刀流”として完全復活を遂げたロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平。“投手”大谷を支えるベテラン捕手、カート・スズキは、26歳の才能に惚れ込んでいるようだ。

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 ここまで8試合を投げ、2勝1敗とする26歳は、被安打23、60奪三振、26四球で防御率2.76と絶好調な数字を残している。地元紙『Orange County Register』も、「防御率2.76で奪三振率12.8の印象的な投球をもう少し掘り下げると、ここ4試合の登板で劇的な改善をみせ、MLB投手として新たなレベルに到達した」とべた褒めだ。

 今季初登板の4月4日、球速100マイル(約160.9キロ)以上を9球投げ、最高101.1マイル(約162.7キロ)と幸先の良い滑り出しをみせた。そのため最初の4試合の速球の平均球速は、96.8マイル(約155.8キロ)を記録。しかし与四球率9.2、ストライクゾーン率は40.2%(MLB平均49.2%)とやや精彩を欠いたピッチングだった。

 だが同紙が言うように後半4試合は変化が起きたようだ。平均球速は94.4マイル(約151.9キロ)とややスピードは落ちたが、6月4日にはキャリア20試合目にして初の無四球ピッチングで、与四球率を2.7減らし、ストライク率は48%に上昇させている。
  この大谷の変化を間近で見るカート・スズキは、「彼は本当に頭のいい男だね。私がこれまで一緒にプレーした選手たちより自分の身体をよく理解している」と称賛し、以下のように続けた。

「彼は球速を上げたり下げたりするタイミングを知っている。98マイルの球を必要とする大きな局面に直面すれば投げることだってできる。スプリットやブレイキング・ボールなどの球を除けば十分に強く投げられるよ」

 わずか2か月での球速の変化について、「彼は自分のペースで投げている」と問題視せず、最後には「彼がどれほど凄いか誰が知ってる?彼は特別な才能を持っているよ」と称えた。

 日本時間12日のダイヤモンドバックス戦で再び登板を予定する大谷。今度はどの様なパフォーマンスを見せてくれるだろうか。球速とともに、奪三振数やコントロールにも注目だ。

構成●THE DIGEST編集部 

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