快調に飛ばしていた日本人右腕が予期せぬアクシデントに見舞われた。

 現地時間6月11日、敵地で行なわれたアリゾナ・ダイヤモンドバックス戦で、ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は「2番・投手」で先発登板。今季6度目の“リアル二刀流”で臨んだ。

 初回から毎回の3奪三振を記録する快調なピッチングを披露していた背番号17が、まさかの事態に見舞われたのは、3回1死1塁で巡ってきた第2打席でのこと。2球目にバットに当たった打球が自らの左膝を直撃したのだ。

 さすがの大谷もこれには苦悶の表情を浮かべたが、その後も打席に立ち続け、6球目をジャストミート。114マイル(約185キロ)のライナーで右中間を破ると、この間に一塁ランナーが一気に生還、自身も痛みを堪えながら二塁に駆け込んだ。
  その後、センター前ヒットの間に生還した大谷は、その裏のマウンドに。しかし膝に負ったダメージの影響から制球を乱すと、1死から2者連続で出塁を許して得点圏にランナーを置くピンチを迎える。ここでギアを入れた右腕は、相手の2番のケテル・マルテを打ち取り、続く3番アスドゥルバル・カブレラは、99マイル(約159キロ)の直球で空振り三振に切ってとった。

 膝の状況が不安視されるものの、大谷の気迫のこもったピッチングには、現地記者も驚きを隠せない。米メディア『The Athletic』のブレント・マグワイア記者は、「99マイルの焼けるようなボールを投げてピンチを抜け出したオオタニは、かなり興奮していた」と綴った。

 また、米放送局『FOX Sports』でアナリストを務めるベン・バーランダー氏は、大谷がバットボーイにバットを返した振る舞いをクローズアップしたうえで、「ショウヘイ・オオタニ。彼は最高の野球選手であり、人としても最高だ」と絶賛した。

 なお、試合は4回を終えて3-0とエンジェルスがリードを保っている。

構成●THE DIGEST編集部
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