レアル・マドリーからのレンタルプレーヤーとして2シーズンを過ごした久保建英の次なる去就がどうなるかが大いに注目を集めているが、複数の現地メディアが新天地候補として具体的なチーム名を挙げている。

 2019-20シーズンにマジョルカ、翌シーズンにビジャレアル、ヘタフェでプレーした20歳の日本人選手については、レンタル継続、マドリー復帰、売却のいずれも可能性があるとされてきたが、その中では1番目の選択肢が最も実現の可能性が高そうだ。

 マドリー専門メディア『BERNABEU DIGITAL』によれば、「素晴らしい宝石のひとつである久保は、まだ『エル・ブランコ』のためにプレーする機会を得ていないものの、クラブ首脳陣の誰もがその才能に疑いを抱いていない」ということで、カルロ・アンチェロッティ監督が32名もの選手の“整理”を行なう中で、マドリーは「よりエリートクラブに相応しい選手として形成されるために、ラ・リーガ1部のチームでもう1年プレーする」ことを選択するという。

 キリアン・エムバペ(パリ・サンジェルマン)の獲得というビッグプロジェクトに集中するため、その資金を確保する意味でも、それまでに現有戦力の去就について全てを片付けておきたいマドリーだけに、レンタル組である久保についても「未来は可能な限り早く決定される」と同メディアは報じている。

 そして気になるレンタル先だが、同メディアの他、日刊紙『LA RAZON』や専門メディア『El Desmarque』もマジョルカ、エスパニョール、ベティスを有力候補に挙げる。とりわけ久保の古巣であるマジョルカについては、『LA RAZON』は「久保が最高のプレーを見せた」チームであり、「復帰することは最も魅力的かもしれない」と主張している。
 『El Desmarque』も、セグンダ(2部リーグ)で2位につけて1年でのラ・リーガ復帰を果たした島のクラブへの復帰を最も好ましいとしながら、同じ昇格組であるエスパニョール(セグンダ王者)の監督が久保のマジョルカ時代のボスだったビセンテ・モレノであることは大きなポイントであるとし、またこのバルセロナのクラブがマドリーと良好な関係を築いていることも強調する。

 最後のベティスについては、最も早くから久保に注目し、マヌエル・ペレグリーニ監督の評価も高いとされており、さらに来季のヨーロッパリーグ出場権を得ている点は他の2チームにはない利点ではあるが、彼やマドリーが望むプレー機会の確保が確実かどうかは疑わしいという。

 他にも、ミチェル体制となったヘタフェへの残留が可能性として挙げられており、さらにアラベス、グラナダ、エルチェも日本人選手との契約を狙っているという報道もあり、これらが事実だとすれば、まさに「引く手あまた」ということになる。

 昨季はクラブ選びに失敗したと久保自らが認めているが、自らの力を存分に発揮でき、成長もできるクラブを見つけられるか、要注目である。

構成●THE DIGEST編集部

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