日本陸上競技連盟は7月2日、東京五輪代表選手65名を発表。メダル獲得が有望視される4×100メートルリレーのメンバーに誰が選ばれるのかについて、海外メディアからも熱視線が注がれている。

 リオ五輪で銀メダルに輝いた日本は、地元開催の五輪で「金メダル」を目標に掲げている。リレー代表は個人種目の参加者らが出場できる。主要な候補としては、100メートル代表の多田修平、山縣亮太、小池祐貴、200メートル代表のサニブラウン・アブデルハキーム、山下潤、飯塚翔太、ここにリレー要員として桐生祥秀とデーデー・ブルーノが加わる形だ。

 日本チームは、リレー強化のため今大会は原則1種目の独自ルールを設けた。日本陸上競技連盟の山崎一彦ディレクターは、「100メートルと200メートルを全てこなしながら、4×100mリレーで金メダルを狙うのはかなり厳しい。世界的に見ても超一流選手、両方で金メダルを獲るようなボルト選手たちでないと全部をこなすのは厳しい」という状況を踏まえた上で、「(個人は)1種目に専念しながら、リレーにも専念できる状況にした」と戦略を明かした。
  本気で金メダルを目指す日本の姿勢には、100、200メートルともにアジア記録保持者を擁する中国のメディアが警戒心を強めている。全国紙『新浪体育』では、「日本は中国選手に勝つことよりリレーで金メダル獲得を狙っている」と銘打った記事を掲載した。

 同記事では、「着目すべき点は、100メートルと200メートルの両方を走る選手がいないこと」とリレーに備えている点に警報を鳴らし、「日本チームはミスを犯さない限り、3位には入ってくるのは言うまでもない」と報じられている。

 2000年シドニー大会から常に決勝に進出してきた“リレー侍”。2008年北京大会、2016年リオ大会で銀メダルを手にし、世界選手権においても、ここ2大会連続で3位という安定した成績を残している。悲願の金メダルを目指す今大会の予選は8月5日で、翌日に決勝が行なわれる。

構成●THE DIGEST編集部

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