ポートランド・ブレイザーズのカーメロ・アンソニーはプロ18年目を終えた今オフ、フリーエージェント(FA)となる。5月に37歳となったが、インスタントスコアラーとして活躍できることを証明してその去就が注目されている。

 レブロン・ジェームズ(現ロサンゼルス・レイカーズ)、クリス・ボッシュ、ドゥエイン・ウェイドらと同じ2003年のドラフトでNBA入りしたカーメロは、デンバー・ナゲッツとニューヨーク・ニックスでエースとして活躍。17年のオクラホマシティ・サンダーに移籍以降は下降線を辿り、2018-19シーズンにはシーズン途中にヒューストン・ロケッツからトレードで放出され、1試合もプレーせずシカゴ・ブルズから解雇される憂き目に遭った。

 約9か月間の無所属期間を経て、19年11月にブレイザーズと契約。19−20シーズンは58試合に出場して平均15.4点、6.3リバウンド、シックスマンに転向した今季は69試合(うち先発3試合)に出場して平均13.4点、3ポイント成功率40.9%を記録し、通算得点で歴代12位(2万7370得点)に浮上した。

 37歳となり、かつてほどのキレはないとはいえ、まだ十分に活躍できることを証明したカーメロ。20年1月には、「ここ(ポートランド)が俺のキャリアを終わらせる場所。ここで引退したい」と語っていたが、ブレイザーズ自体もデイミアン・リラードの周辺が騒がしくなるなど、チーム状況が流動的になっており、カーメロの去就も白紙となっている。
  そんななか、『NBA Analysis Network』によれば、今季プレーオフ1回戦負けを喫した前年王者のレイカーズが動き出す可能性があるという。

「レイカーズは今オフ、カイル・クーズマを放出するという噂が渦巻いている。それ自体はさほど驚くことではなく、彼らは代わりにカーメロをターゲットにできる。レイカーズはフリーエージェントのカーメロを追跡すると予想されている。情報筋によれば、レブロンとカーメロの友情が、獲得実現を助けるだろうとのことだ」

 レイカーズは今季、レブロンとアンソニー・デイビスの2枚看板が長期離脱を強いられ、本調子を取り戻す前にシーズン終了となった。クーズマは昨季から“第3の男”として期待されてきたが、プレーオフでは平均6.3点とセカンドユニットの一員にとどまった。ミッドレベル例外条項以内で契約が見込めるベテランのカーメロは、レイカーズとしても願ってもない人材だと見立てている。

「現在のカーメロはスーパースターではないが、それでもゲームにプラスの影響を与えている。高確率で3ポイントを決められ、クーズマよりはるかに効率的なロールプレーヤーなるだろう」

 もしカーメロがレイカーズ入りするとなれば、同じ03年ドラフト組のレブロンとオールスター、アメリカ代表を除いて初共闘となる。悲願のリーグタイトルが欲しいカーメロがレイカーズ行きを決断したとしても、不思議はないだろう。

構成●ダンクシュート編集部