メジャー4年目を迎えた今季の大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)は、文字通り球史に残る活躍を見せている。

 開幕から二刀流としてフル稼働を続ける27歳は、打っては両リーグ最多の本塁打33本をマーク。投げても13先発で4勝、87奪三振を記録し、MLBの夢舞台であるオールスターには史上初となるDHと投手の両部門での選出を受けた。
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 この野球史に刻まれる偉業の数々は、日米のファンやメディアのみならず、世界規模で注目の的となっている。現地時間7月12日に「ショウヘイ・オオタニは100年に一人の才能を持つ、二刀流の脅威だ」と称えたのは、英紙『The Guardian』だ。

 いまだ今月11日(現地時間)に行なわれたイタリアとのEURO決勝(PK戦の末に敗戦)の余波が残るイングランド。そんな“サッカーの母国”にあって、MLBの情報、しかも日本人選手が取り上げられるのはかなり稀有なケースと言える。同紙は「ベーブ・ルースが希望の象徴となって以来、メジャーリーグで最高の二刀流戦士だ」と大谷を絶賛。そのうえで、「これは人気衰退から野球界を救う、最高にして最大のチャンスだ」と記した。
 「相次ぐスキャンダルなどによって悩まされているMLBで、オオタニは最高の選手だ。彼は“ショウタイム”と呼ばれる最高のショーを披露し、まさしく驚異的な数字を残している」

 さらに同紙は、今季の大谷が見せる出色のパフォーマンスについて「このペースを維持できれば、MVP受賞はほぼ不可避だ」と強調し、「オオタニがどのような形でシーズンを終えようとも、その存在は、疑念に満ちていたメジャーの野球文化のなかでは希望でしかない。彼が続ける懸命な努力は人気回復に繋がる」と断言した。

 全米を震撼とさせる大谷フィーバーは、ついにサッカーやクリケットなどが幅を利かせる“野球不毛の地”にも波及したのである。

構成●THE DIGEST編集部