東京オリンピックのテニス競技(7月24日〜8月1日/東京:有明/ハードコート)では、27日の男子シングルス2回戦に錦織圭(日清食品/世界ランク69位)が登場。マルコス・ギロン(アメリカ/同65位)を、7−6(5)、3−6、6−1で下して3回戦に進出した。

 ギロンはこの1年でランキングトップ100入りを果たし、7月12日付けのランキングでは自己最高位を記録。上り調子の28歳だ。今大会の初戦ではノーベルト・ゴンボス(スロバキア/同98位)をフルセットで下している。

 今回が初対戦の両者。立ち上がりから激しいポイントの奪い合いで、第2ゲームには先にブレークピンチを迎えた錦織だが、ここを切り抜けると続くゲームでは逆にブレークチャンスをつかむ。そしてその2本目で、ネットに詰めてきたギロンの脇を打ち抜くランニングパッシングショットを放った錦織がブレークを先行した。

 しかし、第6ゲームで錦織のバックハンドでの2本の凡ミスが響いてブレークバック。その後は互いに譲らずタイブレークに突入すると、ここでもミニブレークを奪い合う互角の打ち合いに。そんな中、終盤に冷静かつ的確なコース配分で、ラリーを優勢に進める錦織がセットポイントで再びミニブレークに成功し、セットを先取した。
  第2セットでは、ギロンの強打に手を焼いて第1ゲームをブレークされてしまった錦織。勢いがありながらミスも少ない相手のストロークに、挽回のチャンスを見出すことができず、第9ゲームで再びサービスを落としてセットオールとなる。

 勝負の最終セット。第1ゲームではリターンエースを叩き込むなど、ほぼ完ぺきな形でブレークスタートを切った錦織は、ラリー戦で徐々にほころびが見え始めた相手からミスを誘い出し、第5ゲームを再びブレーク。その後は何度かピンチを迎える場面もあったが、巧みなドロップショットやサーブ&ボレーを駆使してここを切り抜け、主導権を渡すことなく2時間越えの激闘を制した。

 勝利した錦織は、続く3回戦でイリア・イバシュカ(ベラルーシ/同66位)と対戦する。両者は今回が初対戦。

 同日のセンターコート第2試合では、女子シングルス3回戦に第2シードの大坂なおみ(日清食品/同2位)が登場。メダルの期待がかかっていた大坂だが、マルケタ・ボンドルソワ(チェコ/同42位)にまさかのストレート負けを喫した。

構成●スマッシュ編集部

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