東京オリンピックのテニス競技(7月24日〜8月1日/東京:有明/ハードコート)では、28日の男子シングルス3回戦に錦織圭(日清食品/世界ランク69位)が登場。イリア・イバシュカ(ベラルーシ/同66位)を、7−6(7)、6−0で下して五輪3大会連続のベスト8進出を果たした。

 前日の2回戦では、マルコス・ギロン(アメリカ/同65位)との2時間越えの熱戦を制した錦織。試合後には「しっかり体力を回復させたい」と語り、初対戦となるイバシュカについては「ハードヒッターの良い選手なので、タフな戦いになると思う」と警戒心を示していた。

 その言葉通り、試合は立ち上がりから激しい打ち合いとなり、早々にブレークピンチを迎えた錦織。第1ゲームはなんとか凌いだが、第3ゲームは0ー40と3連続のピンチになり、これを落として先にリードを許してしまう。

 それでも、続く第4ゲームではネットプレーやリターンエースでポイントを重ね、今度は40−0と錦織に3連続のブレークチャンスが。その3本目。セカンドサービスになった相手のスキを見逃さず、ラリー戦を制してブレークバックに成功した。
  真上から照りつける日射しと、時折吹きすさぶ風がサービスゲームを難しくしたのか、第9ゲームからは互いに2ブレークずつを奪い合いタイブレークに突入。先にリードを奪われながらも、相手のセットポイントから3ポイント連取した錦織が土壇場で追いつくと、そのまま攻めの姿勢を崩さずミニブレーク。第1セットを奪取した。

 セット先取で勢いを付けた錦織は、第2セット第1ゲームで早々にブレークアップ。苛立ちを隠せない様子のイバシュカを尻目に、技ありのネットプレーなどを織り交ぜながらポイントを重ね、第3、第5ゲームとブレークに成功して5−0とリードする。以降もラリー戦で優位に立つ錦織が、相手に挽回のチャンスを与えず、2時間1分の熱戦を制した。

 勝利した錦織は、準決勝進出をかけて第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア/同1位)と第16シードのアレハンドロ・ダビドビッチフォキナ(スペイン)の勝者と対戦する。

構成●スマッシュ編集部

【PHOTO】2大会連続のメダル獲得へ期待がかかる錦織圭の厳選ショット!