7月27日の体操女子団体決勝で、競技途中に精神的な問題で棄権したアメリカのシモーン・バイルズ。「自分の心の健康に集中しなくてはならない」として、28日の個人総合も欠場した。2016年のリオ五輪で4冠を達成、世界選手権では通算25個のメダルを獲得して「GOAT(Greates Of All Time=史上最高)」の称号も得ているバイルスの決断がアメリカ国内外で大きな話題を呼んでいる。

 若手保守活動家のチャーリー・カークはバイルズを厳しく批判。「我々はシモーン・バイルズのような弱い人間ばかりの世代を生み出している」「彼女は史上最高の体操選手かもしれないが、同時に未熟な人間で、国の恥だ」とまでこき下ろして炎上している。

 イギリスのニュース番組司会者で、テニスの大坂なおみを「傲慢で甘やかされた駄々っ子」と評して物議をかもしたピアース・モーガンも、「メンタルヘルスの問題は今や一流スポーツ選手の不振の言い訳になったというのか?」とツイートしている。
  そんな中、バイルズを擁護しているのがMLBシカゴ・カブスの主砲クリス・ブライアントだ。2016年にはチーム108年ぶりのワールドシリーズ優勝に貢献し、MVPも獲得しているブライアントは「メンタルヘルスの問題はスポーツ界でも生活全般でも、もっと話題になるべきだ」と主張。「精神的に状態が整っていないなら、オリンピックのような舞台に立つべきではない。彼女に拍手を送りたいね」とバイルズの決断を称賛している。

 ブライアント自身も現在、トレードの噂が出ている中でプレーしている身。「僕もメンタル面に関しては対応しようと常に努力としている。でも、マスターしたとはとても言い難い」と心情を吐露している。

 昨夜は男子個人総合を客席で観覧する姿も見られたバイルズ。29日に行なわれる個人総合も欠場することになったが、まずは心の健康を取り戻してほしい。

構成●THE DIGEST編集部

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