7月30日、新日本プロレスは後楽園ホールで『SUMMER STRUGGLE 2021』の第6戦を開催。メインイベントでは鷹木信悟&内藤哲也&SANADA&BUSHIのロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン(ロスインゴ)組と、EVIL&高橋裕二郎&石森太二&エル・ファンタズモのバレットクラブ組による4対4のイリミネーションマッチが行なわれた。

 9月5日にメットライフドームで開催予定のIWGP世界ヘビー級王座を懸けて対戦するチャンピオンの鷹木信悟と挑戦者のEVILによる前哨戦を中心に、両軍が総力戦を繰り広げた。

 まず、鷹木が裕二郎をオーバー・ザ・トップロープ(OTR)で排除。しかし、EVILがマネージャーのディック東郷のアシストを受けて、その鷹木を理不尽な形でOTRで失格にさせてしまう。

 その後、SANADAが石森、ファンタズモがSANADA、内藤がファンタズモ、EVILが内藤をそれぞれ失格させるというめまぐるしい攻防戦となった試合は、最終的にEVILとBUSHIの一騎打ちに。

 階級も違うため、BUSHIが不利と見られたなかで、EVILは相手にローブローを炸裂させ、余裕とも取れる不敵な笑みを浮かべる。だがここで鷹木が、場外で待ち構えていた東郷を両肩に担いで捕獲。援護を失って「やめろ!」とEVILがロープ際に近づくと、これを見逃さなかったBUSHIが失格に追いやり、ロスインゴ軍が勝利を収めた。
  試合後、鷹木はEVILに対し、「ザマー見ろ、コノヤロー! ドームの借りは、きっちりドームで返してやろうじゃねえか! 今度はお前に大恥かかせてやるよ!」と高らかに宣戦布告。会場からは大きな拍手が送られた。

 さらに鷹木はバックステージでも、「いやあ、最後はスッキリしたな。客もフラストレーション溜まってんだよ、俺と同じように。BUSHIはさすがだな。やるときはやる男だよ。もちろん俺もやるときはやる男だ」と“同志”を称えたうえで、憎きライバルにクレームをつけた。

「なあ、EVIL、あいかわらず、お前が何をやりたいのか、なぜこのベルトが欲しいのかが、俺に伝わってこねぇぞ。俺がベルトを持ってると価値がない? オイオイオイオイ! じゃあ、お前はどれだけ価値のあるレスラーなんだ?

 オカダ、棚橋と続いたこのIWGP世界戦。次はお前だぞ。お前はオカダ、棚橋と同等、いやそれ以上に価値のある闘いができるのか? EVIL、もしかしたらお前、すでにプレッシャーでガチガチなんじゃねぇのか? 心配すんなよ、俺に任せとけ。9.5メットライフドームじゃ、お前にプロレスってものを教えてやるよ。そうして改心したら、また黒パンツ穿いて、ヤングライオンからやり直せ」

9.5メットライフドーム大会まで続く前哨戦では、さまざまなドラマが起こりそうだ。

◆新日本プロレス◆
『SUMMER STRUGGLE 2021』
2021年7月30日
東京・後楽園ホール
観衆 550人
▼イリミネーションマッチ(無制限)
鷹木信悟&内藤哲也&SANADA&BUSHI (22分37秒 オーバー・ザ・トップロープ)EVIL●&高橋裕二郎&石森太二&エル・ファンタズモ
※BUSHIの1人残りでロスインゴ軍の勝利。

文●どら増田