今季、スコットランドの名門セルティックに加入した古橋享梧。ここまで出場した公式戦6試合で6ゴールと、いきなり結果を出し、現地での評価を飛躍的に上げ、その存在感を高めている。

 ヨーロッパリーグのヤブロネツ戦を皮切りに、スコティッシュ・プレミアリーグのホーム開幕戦でハットトリックの快挙、さらにリーグカップでも決勝点を挙げた26歳の日本人FWに対し、かつてセルティックでプレーし、中村俊輔のチームメイトでもあった元北アイルランド代表FWのパトリック・マッコートは、以下のような賛辞を贈っている(セルティック専門メディア『THE CELTIC STAR』より)。

「ヤブロネツ戦で彼のプレーを注意深く観察したが、本当に感動した。そのプレーのバリエーションの多彩さは恐るべきものだ。彼はディフェンスにおいてもハードワークができる。ストライカーが、これほど全てのことを効果的にこなせるのは非常に稀なことだ。セルティックは明らかに、息を飲むような才能の持ち主と契約を交わすことできた。このクラブの選手に対して、これほど興奮したことは長い間なかったものだ」

 彼だけでなく、セルティックのチームメイト、ファン、そして現地メディアも高い評価を下し、日本からの新たな助っ人の今後にさらなる期待を寄せているが、今夏に横浜F・マリノスからセルティックに指揮する場を移したアンジェ・ポステコグルー監督は、自らJリーグで見定めて古橋の獲得を望んだだけに、彼の活躍に驚きを見せることない。そして、まだ開いていない引き出しがあると強調する(現地メディア『Glasgow Live』より)。
 「古橋がJリーグに参戦した頃は、左ウイングとしてのプレーの方が多く、今でもその位置で明らかに相手にとっての脅威となれる。彼がワイドにプレーすると、相手はサイドで彼を見失うことで、また異なる脅威を味わうことになる。古橋はこのポジションで、とても良いプレーを見せていたものだ」

「ただ、古橋は今の自分の役割を楽しんでいる。これは非常に大事なことだ。彼はサッカーを楽しんでおり、多くのチャレンジが待ち受けていることを理解している。それに対して諦めることなく、成長を続けたいと思っている。私は、古橋がもっとやれると確信している」

 現在の活躍ぶりですら、まだ“序の口”と言わんばかりのオーストラリア人監督の下で、古橋が今後も驚きと生み出し続けられるかが楽しみである。本人はSNSで、本拠地セルティック・パークの大観衆の前でのプレーを「パラダイス」と表現したが、その中でファンに至福の時間を与えるという相乗効果はこの先も続いていくだろうか。

構成●THE DIGEST編集部