大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)の快進撃が加速している。

 現地時間8月18日、大谷は敵地で行なわれたデトロイト・タイガース戦に「1番・投手」で先発出場。投げては8回1失点無四球8奪三振の好投で8勝目を手にし、打っては今季40号本塁打を放つ大活躍を見せた。
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 自らを援護した8回の40号本塁打もさることながら、この試合ではピッチングが冴えた。5回にソロ本塁打を被弾したものの、制球力が大幅に乱れはせずに90球で8イニングを投げ切った。

 試合後にジョー・マッドン監督が「序盤は三振を狙っていなかったが、徐々に調子を上げていった。称えなければならない」と太鼓判を押したように、真夏になってから大谷のピッチングは以前に比べても安定感が増している。

 それは数字を見ても明らかだ。なんと7月以降に登板した6試合での戦績は5勝0敗、リーグトップの防御率1.58(5先発以上)、そして全試合でクオリティスタート(QS)を達成。さらに9イニングあたりの与四球数を表すBB/9も0.90と驚異的なアベレージを残しているのだ。
  灼熱のなかで凄みを増しているサムライの快投には、メジャーの名物識者も驚嘆する。「ピッチングニンジャ」の愛称で知られる投球分析家のロブ・フリードマン氏は、自身のツイッターで、こう記した。

「たとえば、彼(大谷)がサイ・ヤング賞とMVP、本塁打王のタイトルを獲ったらどうなる?」

「8勝1敗、100イニング、120奪三振、防御率2.79、WHIP(投球回あたり与四球・被安打数合計)1.06、奪三振率10.8、被打率.190、長打率.589。オオタニは決して先頭を走っているわけではない。しかし、全ては不可能ではない」

 周知の通り、打撃は両リーグトップの40本塁打を含めてメジャートップ水準の数字を叩き出している。そのなかでピッチングの質も向上した大谷は、ライバルを圧倒し続け、文字通り“無双状態”と言える。それだけにフリードマン氏が記した「サイ・ヤング賞とMVP、本塁打王」の獲得への期待は高まるばかりだ。

 なお、大谷の7月以降の全投球内容は以下の通りだ。

8月18日/タイガース戦:8回6安打1失点、8奪三振、無四球
8月12日/ブルージェイズ戦:6回3安打2失点、6奪三振、3四球
8月4日/レンジャーズ戦:6回4安打1失点、6奪三振、無四球
7月26日/ロッキーズ戦:7回5安打1失点、5奪三振、無四球、1死球
7月19日/アスレティックス戦:6回3安打無失点、8奪三振、1四球
7月6日/レッドソックス戦:7回5安打2失点、4奪三振、1四球

計6試合=5勝0敗、防御率1.58、37奪三振、6失点

構成●THE DIGEST編集部

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