東京五輪の体操男子個人総合と種目別の鉄棒で二冠を達成した橋本大輝(順天堂大)。団体総合でも力を遺憾なく発揮し、日本に銀メダルをもたらした。

“キング”と称された内村航平(ジョイカル)に次ぐ日本の若きエースの台頭には世界が驚いたようだ。国際体操連盟(FIG)では、「オリンピックの個人総合チャンピオンとなったダイキ・ハシモトにとって東京2020は始まりに過ぎないかもしれない」と銘打った特集記事を掲載した。

 今回の偉業を「2つの金メダルと1つの銀メダルで、この先何年も語り継がれる五輪デビューを果たしたハシモトにとって、東京2020は五輪の個人総合で2連覇するコウヘイ・ウチムラの後継者となった」と評した。

 予選で個人トップの成績を収めた橋本には「そのパフォーマンスは金メダルの最有力候補でないにしろ、注目選手として見られた」と綴るも、個人総合決勝に先立って行なわれた団体決勝後には「個人総合に注目を向けさせ、動じず無敵な状態だった」と周囲にプレッシャーをかける存在となっていたという。
  豊富な練習量をこなすことから「(スタミナ)無限くん」と呼ばれることがある努力家は、19歳355日で個人総合を制した。同記事では「オリンピック個人総合で金メダルを獲得した唯一のティーンエイジャーだ」とその偉業を称えた。

「(内村)航平さんを目標にしていて、まだ越せたかは分からないですけど、早く追いついて越せるようになりたい」と更なる高みを目指すことを誓う橋本は、10月18日に開幕する『世界体操競技選手権』に出場予定だ。世界が注目する新王者は、果たしてどの様なパフォーマンスを見せてくれるだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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