先の全米オープンで、自身初のグランドスラム8強入りを果たした24歳のロイド・ハリス(南アフリカ)が、テニス界の世代交代について「ビッグ3を追い出す時が来た」と語った。

 男子テニス界は、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)、ロジャー・フェデラー(スイス)、ラファエル・ナダル(スペイン)の『ビッグ3』が長らく支配。過去73回のグランドスラムのうち60回をこの3人の誰かが優勝するという、圧倒的な強さを見せている。

 世界ランキングにおいても、ここにかつてビッグ4と呼ばれたアンディー・マリー(イギリス)を加えれば、2004年2月以降の約17年間で、彼らの他に1位に立った選手は一人としていない。

 しかし、ここ数年はアレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)やステファノス・チチパス(ギリシャ)といった有望な若手が台頭。時にビッグ3が敗れる試合も少なくなく、男子テニス界にようやく世代交代の波が近づいていると予感させている。
  そうした流れをより確信めいたものに変えたのが、全米オープンの男子シングルス決勝で、ダニール・メドベージェフ(ロシア)がジョコビッチを下した試合だ。まさかのストレートでの敗退に、ジョコビッチ自身も試合後「状況が変わりつつある」と明かしたほどだ。

 テニス界に新風を吹き込んでいるハリスも、当事者として肌感覚でこれを感じているようだ。海外メディア『Euro Sport』によると、世代交代が近いかを問われた際に「もちろん、しばらく前から始まっていると思う。若い世代は本当に成長しているよ」と明かした。

「フェリックス(オジェ−アリアシム)は全米で素晴らしい活躍を見せたし、(フベルト)フルカチュはマイアミ・マスターズで優勝、キャスパー・ルードも3週連続でタイトルを獲った。みんな一緒に育った選手ばかりで信じられないことだ」

 また最後には「今こそビッグ3を追い出して、若い世代が引き継ぐべき時だと思うよ」とも語り、若手世代の躍進に自信を覗かせている。

構成●スマッシュ編集部

【PHOTO】イケメン多数!テニス界の次世代を担う「期待の若手」プレーヤーたち!