元世界1位で、現在は股関節の手術からの復活途中にあるアンディ・マリー(イギリス/世界ランク113位)。9月20日から開催される男子テニスツアー「モーゼル・オープン」(9月20日〜26日/フランス:メス/インドアハードコート/ATP250)の主催者推薦を得て、大会前の記者会見で今後について語った。

 2019年1月に股関節の手術を受けたマリーは、同年にツアー復帰するも、満足のいく結果は出せずにいた。しかし、今年の全米オープン1回戦では、世界3位のステファノス・チチパスと対戦し、敗れはしたがフルセットに及ぶハイレベルなプレーを披露。

 この試合で本人も手応えを感じたようで、「望んでいた結果ではなかったけれど、レベル的には良いプレーができた。トップ選手を相手にこのレベルのプレーができるとわかったのはいいことだ」と試合を振り返った。

「私はこのレベルを維持する努力をしなくてはいけない。今から年末まで、できる限り多くの試合をしたいと思っている。各大会の準備期間は数週間ではなく、数日になる。だけど、それがチャレンジなんだ。それをこれからの数か月、ベストを尽くしてやっていきたい」

 今後の大会に積極的に出場し、連戦に身体を慣れさせる段階に入ったようだ。実際、全米オープン後にも、下部のチャレンジャー大会に出場して、試合数を増やしている。
 「定期的に試合を行なうことに身体を慣らしていきたい。1週間で4、5試合に勝利した場合は、翌週休むかもしれないが、過去数週間はその状況にはなっていない。フィジカルの状態が良い間は、試合に出ていきたいと思っている」と、プランを明かした。

 連戦で身体を作り上げる決意をしたということは、フィジカルの状態はかなりいいと考えられる。マリーが全米オープンでのプレーレベルを維持できれば、残りのシーズンは面白い展開が待っていそうだ。

 マリーは1回戦で、第6シードのウゴ・アンベール(フランス/26位)との対戦が決まっている。23歳の若者は今季タイトルを獲得しており、マリーも「彼はサービスがいいし、ボールをとても奇麗に捉える良い選手」と警戒している。この対戦は、現地21日のセンターコート第4試合に組まれている。

構成●スマッシュ編集部

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