さすがは卓球王国、中国である。誰が勝つかは蓋を開けてみなければ分からない。

 現在、中国スポーツ界は4年に一度開催されるビッグイベント「全国運動会」に沸いている。卓球は各省の代表チームが形成され、現地9月20日には女子の準決勝が行なわれた。
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 その河北省チームのエースとして登場したのが、先の東京五輪を席巻した孫穎莎(スン・インシャ)だ。日本の新エースである伊藤美誠のライバルとして知られるが、東京五輪ではシングルスと団体で伊藤を堂々連破してみせた。中国国内に大フィーバーを巻き起こし、「国民の妹」として人気を博している。

 今大会でも絶好調を維持していた20歳だが、準決勝のシングルスで対峙した24歳・王芸迪(遼寧省)の後塵を拝した。なんと東京五輪代表から漏れた相手に、3−11、5―11、10―12とストレート負けを喫したのである。全国メディア『新浪体育』は「これぞ中国卓球の奥深さだ。孫穎莎にとっては良きレッスンとなっただろう」と報じた。
  とはいえ、その王芸迪とて最新の世界ランキングで11位に付ける実力者だ。火曜日に更新されたランキングで孫穎莎は1位・陳夢に次ぐ2位をキープ。日本勢では伊藤が3位、石川佳純が9位に入っているが、トップ10中の7選手が中国勢で占められている。

 先輩に完敗した孫穎莎は、翌日の3位決定戦でも強敵と対峙した。元世界ランキング1位の38歳・郭イェン(四川省)だ。第1セットを先取するも第2、第3と奪われて後がない窮地に追い込まれる。だがここから盛り返して最終セットに持ち込み、14-12で競り勝った。この孫穎莎の勝利によって河北省が四川省を3−0で制し、銅メダルを獲得している。

構成●THE DIGEST編集部

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