現地9月21日(日本時間22日)、2010年代のNBAを代表するピュアシューターの1人だったJJ・レディックが現役引退を発表した。

 37歳のレディックは自身のポッドキャスト番組で「その時が来たことを実感している。父親になる時が来た。これまでを振り返って、立ち止まり、人生の次のステップに突入する準備をする時が来た」と語り、バスケットボールの舞台から退くことを決断した。

 自身のインスタグラムでは「最初のチーム。最後のチーム。その間にあったことすべてに感謝する。今日でバスケットボールから引退する。僕の旅路、そしてキャリアに関わったすべての人に感謝するよ。30年前、自宅の裏庭で土や砂利、草が混じった場所でバスケットを始めた。あのコートで僕の夢が生まれた。現実は、そんな夢をも凌駕するものだった。 NBAでの15年間で生まれた多くの関係や素晴らしい思い出にとても感謝しているよ」と綴った。

 この投稿に選手やレジェンドも反応。ロサンゼルス・クリッパーズ時代に同僚だったブレイク・グリフィンは「お疲れ様、兄弟。偉大なキャリアだった」とコメント。ほかにも「私の友人に乾杯」(ケビン・ラブ)、「お疲れ様。次の(人生の)旅でも成功するだろう」(マット・バーンズ)などねぎらいの声が多く寄せられほか、ファンからは引退を惜しむ声もあった。
  デューク大出身のレディックは同大4年時に平均26.8点の活躍を見せ、2006年のドラフト1巡目11位でオーランド・マジックに指名されて入団。

 ピュアシューターとして長く第一線で活躍し、ロサンゼルス・クリッパーズ在籍時の2015−16シーズンにはリーグトップの3ポイント成功率47.5%、フィラデルフィア・セブンティシクサーズ時代の18−19シーズンにはキャリアハイの平均18.1点をマークした。

 レディックは昨年「ゴールはあと4年間プレーすること。39歳までプレーするつもり」と決意を述べていた。今夏もNBAチームからオファーが届いたようだが、「ケガのことや家族から離れていたこと、COVID(新型コロナウイルス)プロトコルがあること、そして、自分が設けている基準のプレーができなかったこと」を引退の理由に挙げた。

 NBAでは15年間で940試合に出場し平均12.8点、2.0リバウンド、2.0アシスト、3ポイント成功率41.5%は歴代17位、通算成功数1950本は15位、フリースロー成功率89.2%は9位にランクしている。

 シュートのスペシャリストとしてどのチームでも重宝されたレディック。優勝はならなかったが、ロールプレーヤーとして素晴らしいキャリアを送ったと言えるだろう。

構成●ダンクシュート編集部