大谷翔平(エンジェルス)がMLBの話題の中心にいる中、若きスター、しかも全員22歳の“トリオ”の活躍も目覚ましい。

“大谷のライバル”として注目され、三冠王も射程に収めるブラディミール・ゲレーロJr.(ブルージェイズ)、目下ナ・リーグ本塁打王のフェルナンド・タティースJr.(パドレス)、同じくナ・リーグで打率トップを走り、出塁率でも両リーグダントツの数字を記録しているホアン・ソト(ナショナルズ)の3人だ。

【動画】初の大台到達!“天才”タティースJr.が40号本塁打

 大谷とのMVP論争が白熱していることもあり、ゲレーロJr.についてはご存知の方も多いだろう。46本塁打と打率.323は両リーグ1位で、打点もリーグトップとは10点差の4位タイ。もしトリプルクラウン達成となれば、2012年のミゲル・カブレラ(タイガース)以来9年ぶり16人目の快挙となる。

 また、ゲレーロJr.と同じ2世選手のタティースJr.は、ナ・リーグのMVPレースを牽引する存在だ。現地22日の試合で40本塁打の大台に到達したが、22歳以下で40本塁打を記録するのは史上10人目。しかも1970年のジョニー・ベンチ以来、実に51年ぶりの快挙なのだ。加えて、リーグ3位の25盗塁を記録しており、ショートの守備では美技を連発。派手な容姿とプレースタイルも含めて"メジャーの顔"として期待されている。
  逆にソトはほぼ打撃特化だが、その武器はまさに達人の域にある。昨年はナ・リーグ最年少で首位打者になると、出塁率、長打率、OPSもリーグ1位。今季前半戦はやや低調ながらも、大谷と戦ったホームラン・ダービーでスウィングを調整すると、後半戦は打率.362、OPS1.183と大幅に復調した。

 現地22日のマーリンズ戦では3打数3安打の固め打ちでついにリーグトップに立った。また、この試合では2四球も選んで計5出塁。130四球、出塁率.466はともに両リーグでもダントツの数字である。

 3人の22歳が揃って台頭したのは、MLBに新たな時代が到来したことを感じさせる。 今後、彼らがMLBをどのように牽引していくのか。今から楽しみで仕方がない。

構成●THE DIGEST編集部