男子テニス世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)が、「パリバ・オープン」(10月7日〜17日/アメリカ・インディアンウェルズ/ハードコート/ATP1000)を欠場することが明らかになった。

 同大会はグランドスラムに次ぐグレードを誇るマスターズ大会。その貴重な大会の欠場についてジョコビッチは、「インディアンウェルズでファンの皆さんにお会いできないこと、そして私の大好きな場所でプレーできないことが残念です。来年、お会いできることを楽しみにしています」とSNSを通じてコメントを出している。

 東京五輪で敗れたことでゴールデンスラム(四大大会と五輪制覇)の夢が消滅し、優勝すれば史上3人目の年間グランドスラム(1シーズンで四大大会制覇)達成となったはずの全米オープンでは決勝で敗れた。わずか1か月半あまりの間で2度にわたり大きな敗北を喫していたジョコビッチ。

 全米後は「家に戻って家族と過ごしたい」とツアーからの一時的な離脱を口にしていたが、今大会の欠場により早くも一部のメディアからは、「今年はもうプレーしない可能性も浮上してきた」とも報じられている。
  今回パリバ・オープンは欠場となったが、その後も「パリ・マスターズ」(11月1日〜7日/フランス・パリ)、そして世界ランク上位選手で争われるシーズン最終戦「ATPファイナルズ」(11月14日〜21日/イタリア・トリノ)と大規模大会が控えている。

 ジョコビッチの欠場に関して、元世界2位で今大会トーナメントディレクターを務めるトミー・ハース氏は「ノバクが今年の大会に来られないのは非常に残念だ。来年3月に開催が予定されている本大会で6個目のタイトルを獲得するため、再び彼がこの地でプレーする姿が見れらることを期待している」とコメント出した。

 今季のジョコビッチは2月の全豪オープン(オーストラリア/グランドスラム)をはじめ、3月にはベオグラード・オープン(セルビア/ATP250)、6月は全仏オープン(フランス/グランドスラム)、7月はウインブルドン(イギリス/グランドスラム)と4度の優勝を飾り、全米を含む2大会で準優勝をするなど輝かしい成績を残している。あの無敵ともいえる力強いプレーを再びコートで見られる日が、一日も早く訪れることを期待したい。

構成●スマッシュ編集部

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