グランドスラムに次ぐグレードの大会である「BNPパリバ・オープン」(10月7日〜17日/アメリカ・インディアンウェルズ/ハードコート/ATP1000・WTA1000)が、本戦のワイルドカード(主催者推薦)を発表した。

 今大会には世界1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)が欠場を発表し、2000年以来となるビッグ3全員が不在となることが決まっていた。また、女子も世界1位のアシュリー・バーティー(オーストラリア)と世界7位の大坂なおみの欠場が決まっており、ビッグネームの不在が目立っていた。

 そんな中で発表されたワイルドカードには、アンディ・マリー(イギリス)とキム・クリステルス(ベルギー)の名前が並んだ。

 元世界1位のマリーは、2019年1月に股関節の手術を受けてからの復活の途中。現在は連戦に身体を慣らすことに主眼を置いており、「年末まで、できる限り多くの試合をしたい」と考えている。そのプラン通り、現在開催中の「サンディエゴ・オープン」の2回戦では、22歳のキャスパー・ルード(世界10位/ノルウェー)に5−7、4−6で敗れたが、次のインディアンウェルズ大会の出場が決まったというわけだ。
  元女王のクリステルスは、2020年に2度目のツアー復帰をした、3人の子どもを持つママさんプレーヤー。復帰後はまだ白星はないが、「長い間、練習をしてきたので試合ができるのがうれしい。徐々にプレーレベルと試合のリズムを取り戻してきている」と、プレーを楽しみつつ、テニスの感覚を取り戻そうとしている。

 他のワイルドカードは主に若手が獲得している。男子では20歳のジェイソン・ブロックスビー(アメリカ)に18歳のホルガー・ルネ(デンマーク)。女子では、全米オープンに優勝したばかりの18歳のエマ・ラドゥカヌ(イギリス)、同じく18歳のケイティー・マクナリー(アメリカ)など。

 彼ら若手にとっても、元ナンバー1が同じ会場にいること、そして対戦の可能性があることはうれしいことだろう。

構成●スマッシュ編集部

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