2021年のMLBにおいて二刀流で快進撃を続け、文字通り歴史を作った大谷翔平。そんな偉才が放った46本塁打を『THE DIGEST』のヒット記事で振り返る。

 第2号は、初の“リアル二刀流”として臨んだ現地時間4月4日のシカゴ・ホワイトソックス戦の初回で飛び出した。相手先発ディラン・シーズの甘く入った初球を捉え、137メートルもの特大の一発を見舞った。

記事初掲載:2021年4月5日

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 サムライ戦士が歴史的偉業を成し遂げた。

 現地時間4月4日に行なわれたホワイトソックス戦で、エンジェルスの大谷翔平は「2番・投手」で先発。レギュラーシーズンではメジャー118年ぶりとなる“リアル二刀流”としてマウンドに立った。

 まさに初回から“ショウタイム”だった。1回表に相手の2番アダム・イートンに100.6マイル(約161.9キロ)の速球を投じて会場を沸かせた大谷は、その裏に巡ってきた第1打席で、ホワイトソックスの先発ディラン・シーズが投げた初球、高めに浮いた97マイル(約156キロ)の速球を強振。右中間スタンドへと消える137メートルの特大アーチを放ったのだ。

 この一発でギアが上がったのか、大谷は3回に再びイートンにメジャー移籍後では自己最速となる101.1マイル(約162.7キロ)の剛速球を投じて、エンジェルス・ファンを大いに沸かせた。

 5回にホームベースにカバーに入った際に相手走者のスパイクを左足に受け、負傷交代を余儀なくされるやや不安な幕切れにはなったが、投打で出色のパフォーマンスを見せた大谷には地元メディアも驚嘆している。

 地元放送局『CBS』は、負傷交代について「ネガティブかつ奇妙な結末だった」と綴りながらも、「真の二刀流スターの本領を我々は目撃した」と投打における活躍ぶりを絶賛した。
 「我々はオオタニというスターを認めざるを得ない。彼が同じ試合で101マイルの速球を投げ、450フィートもボールをかっ飛ばせるなんて一体誰が想像していただろう。誰もが過大評価だと言ってきたはずだ」

 また、米スポーツ専門放送局『ESPN』は、「オオタニによる歴史的な夜はやや辛酸な形で終わった」と交代劇を嘆いた。

「この日がレギュラーシーズンで初マウンドだったオオタニは、今シーズンのメジャー先発投手陣のなかで最速の101マイルの剛速球でイートンを抑え、打っては時速115マイルの打球をライトスタンドに入れる今シーズン最も印象的なバッティングを見せた。まさに爽快な夜だったが、アブレイユとの接触でほろ苦い形で終わってしまった」

 試合後にペリー・ミナシアンGMは、「ショウヘイは大丈夫。ただ少し痛みがあり、明日再検査を行なう。接触プレーでの怪我による降板ではない」と大事に至らなかったと明らかにした。

 今後は体力的な点も考慮されて二刀流を継続するであろう大谷。このメジャー史に残る挑戦からは今後も目が離せない。

構成●THE DIGEST編集部

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