全米オープン覇者で、最も勢いに乗る男子テニス世界2位のダニール・メドベージェフ(ロシア)が、インディアンウェルズ4回戦で、グリゴール・ディミトロフ(ブルガリア/世界ランク28位)に、6−4、4−6、3−6の逆転負けを喫した。

 メドベージェフは、とくにハードコートで抜群の強さを発揮し、13のツアータイトルの内、12大会がハードコートだ。今大会は第1シードでの出場で優勝候補筆頭だったが、4回戦で姿を消すことになった。

 第1セットを6−4で先取した後、第2セットも2ブレークして4−1とリードしていた。そこからの逆転負けである。

 メドベージェフは試合後の会見で、「グリゴールは試合後半、自分が優勝した全米オープンのどの対戦相手よりも、良いプレーをしていた。彼がこのレベルでプレーすると、誰にも負けないと思う」と、相手のプレーが素晴らしかっことを認めている。

「インディアンウェルズは好きな場所なので、次はもっと良いプレーができるようにしたい」と前向きに語りながらも、遅いサーフェスと、日中のコンディションだと特にサービスをコントロールするのが難しく、それが敗因でもあると考えているようだ。
 「ハードコートで4回もサービスゲームを失った記憶はない。このコートコンディションが遅くて自分が得意でないクレーに似ているということだと思う。4度もサービスを失うなんて受け入れられない」と、第2セット4−1リードの後、4連続ブレークを悔しがっていた。

 一方、世界2位から金星を挙げたディミトロフは、「過去に数回彼と対戦しているけれど、勝つ方法を見つけられなかった。だけど、今日、1−4になった時、落ち着いてより良い決断ができるようになり、ゲームをコントロールすることができた」と、突然覚醒したことを明かしている。

 元々実力があるディミトロフだけに、全てがかみ合った時には素晴らしいプレーが出せるのは疑いの余地はない。30歳で中堅選手となった彼が、トップを目指して上昇中の選手を止めるとは、やはり男子テニスツアーから目が離せない。

構成●スマッシュ編集部

【連続写真】相手の攻撃を無力化するD・メドベージェフの守備的バックハンド