大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)の凄みを物語るデータは様々に存在する。それは本塁打や打点、奪三振、防御率など一般的にも目にする機会の多い個人タイトルに絡んだものだけではなく、WARやバレルなどもそうだ。
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 そのなかで、この偉才の「強さ」を示すデータが話題となっている。米メディア『The Ringer』は、「ショウヘイの歴史的な2021年シーズンを要約する10のスタッツ」と銘打った特集記事内で、大谷の打席数と対戦打者数の合計にクローズアップした。

 打席数と対戦打者数の合計は、当該選手がいかにタフな1年を過ごしてきたのかを示す指標で、今季の大谷は「1172」と圧倒的な値を叩き出している。無論、“これも”メジャートップなのだが、2位との差がまた凄まじい。ザック・ウィーラー(フィラデルフィア・フィリーズ)とは250も離れているのだ。

 球史で振り返っても稀な値である。同メディアによれば、今世紀においては2005年にリバン・ヘルナンデスが記録した1162を上回って最多。さらに遡っても、27歳のサムライを凌駕したのは、1988年のオーレル・ハーシュハイザー(1173)、1998年のカート・シリング(1180)、1999年のランディ・ジョンソン(1183)しかいないという。
  もちろん、投打でプレーする大谷だけに必然的に数値は上がる。だが、同メディアは「二刀流の仕事は他のほとんどの選手よりも身体的な負担を強いるものだった」と指摘し、こう論じてみせた。

「新型コロナウイルスのパンデミック前と比較して、リーグ全体の負傷率は大幅に上昇している。これはトレーニングやシーズンの中断によってパフォーマンスレベルが落ちたなかで受けた負荷による影響だと考えられている。

 そんななかでオオタニは、まさに骨の折れる仕事をしながら健康を維持した。これはほとんど奇跡だと言える。ワンプレーのあまりの凄さに目が行きがちであまり注意を払われないが、彼がいかにコンスタントに出場を続けてきたかは、プレーと同じように理解できないものだ」

 投打両面での傑出したプレーに加え、周囲を驚嘆させた規格外のタフさ。すべてが非の打ち所がなかった大谷の今季のパフォーマンスを裏付けるものとなっている。

構成●THE DIGEST編集部

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