11年間の現役生活に幕を閉じたハンカチ王子が、ファンの大歓声に見送られた。

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 10月17日、日本ハムファイターズの斎藤佑樹は、現役最後の試合となったオリックス・バッファローズ戦に2番手として登板。1番の福田周平に四球を与えて降板したものの、スタンドに詰めかけた多くのファンからは拍手で見送られた。

 試合後に開催された引退セレモニーでは、栗山英樹監督、梨田昌孝元監督、ソフトバンクの王貞治会長からのビデオメッセージが流れた後、斎藤は“現役最後”のあいさつをしに慣れ親しんだマウンドに立った。

 まず、球団関係者とファンへの感謝を示した斎藤は、「皆さまのご期待に沿うような活躍ができず、本当にすいませんでした」と謝罪。そのうえで11年間にわたる自身のキャリアを「ファンの方に喜ばれたいと思って、チームの勝利に貢献したいと思って、必死で腕を振り続けてきました」と振り返った。
 「諦めてやめるのは簡単。どんなに苦しくてもがむしゃらに泥だらけになって最後までやり切る」

 栗山監督に言われ続けた言葉だという。

 この恩師からの言葉に斎藤は、「どんなにカッコ悪くても前だけを見てきたつもりです」と語り、「ほとんど思い通りにはいきませんでしたが、やり続けたことに後悔はありません」と充実した表情を浮かべた。そして、自身を支えてくれたチームメイトや両親へ感謝の念を示した背番号1は、次の言葉でスピーチを締めくくった。

「『斎藤は持っている』と言われたこともありました。でも本当に持っていたら、いい成績も残せたでしょうし、こんなに怪我もしなかったはずです。ファンの皆さまも含めて僕が持っているのは最高の仲間です。皆さんと過ごした時間は僕の一生の宝物です。長い間ありがとうございました。きっとまたお会いしましょう」

 全国制覇に貢献した2006年夏の甲子園から“ハンカチ王子”として注目され、その後のプロ生活では苦難の連続だった斎藤。33歳でのユニホームを脱ぐ決断となったが、第二の人生にも注目したい。

構成●THE DIGEST編集部

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