F1は今週末、第17戦アメリカ・グランプリが開幕する。エンタメの国であるアメリカということで、毎年、このサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)でのグランプリはレースだけでなく、コース外でのイベントも豪華なものとなっている。

 過去、土曜日の「スーパーステージ」にはテイラー・スウィフト、ジャスティン・ティンバーレイク、ブルーノ・マーズ、ブリトニー・スピアーズ、エルトン・ジョンといったアーティストが上がってきたが、2年ぶりに開催される今回はビリー・ジョエルが登場し、無数にあるヒット曲を披露する予定だという。

 アメリカでは、動画配信サービス『Netflix』がF1ドライバー、チーム代表、オーナーらにスポットを当てたシリーズ『Drive to Survive』が好評であり、シーズン3リリース時には世界中のTVシリーズで視聴者数1位にランクされたほど。ゆえにF1人気も高まっており、『ESPN』によれば、各レースの平均視聴数は2018年が約54万7000人だったのが、今季は約92万8000人にまで上昇している。

 そんな国でのレースを前に、多くのドライバーを対象にエンタメ関連の質問が行なわれ、スクーデリア・アルファタウリの角田裕毅も回答(専門メディア『PITPASS.COM』より)。「好きで一気見したTVシリーズは?」では、ドライバーの中では唯一「ドラマのシリーズはあまり見ません」と答え、「好きなのはユーチューブのゲーム動画です」と明かした。

「TVドラマや映画のキャラクターになれるとしたら?」との問いには、シャルル・ルクレールが「ハリーポッター」、ジョージ・ラッセルが「ジェームズ・ボンド」、キミ・ライコネンが「ランボー」、アントニオ・ジョビナッツィが「ロッキー・バルボア」などを答える中で、角田はファンタジーコメディ映画「テッド」の主人公である命が宿ったテディベアを選択。可愛いビジュアルと毒舌という点で、共通点がある……!?
  続いて「F1ドライバーのリアリティー番組で取り上げるとしたら誰?」の質問に対しては、角田は「ダニエル・リカルド。彼は最高のキャラクターを持っている」。同じ回答だったドライバーは他に4人いたが、リカルドも自分自身を選択し、「自薦他薦に関わらず、僕はTVに取り上げられるだろう。スポーツ界には本物の個性というものはあまり存在しないが、僕のは本物だ」と理由を説明している。

 また、この質問に対してはフェルナンド・アロンソとカルロス・サインツが、角田の名前を挙げており、前者は「とても面白いヤツだから、もっと彼のことを知りたい」、後者も「ユウキはとても面白い」と、それぞれ理由は同じだった。

 最後の質問は「映画『クワイエット・プレイス』のキャストになったら一番短命に終わりそうなドライバーは?」というもの。この映画は、宇宙からやって来た盲目の怪物が鋭敏な聴覚を利用して人間を襲うというストーリーのホラーものだが、要するに「一番うるさそう」あるいは「一番落ち着きがなさそう」なのは誰かを訊ねているような気が……。角田はこれに対しては無回答だったが、ランド・ノリスの回答にその名前が挙げられている。

「難しい質問だけど、ユウキだと思う。彼は何が起こっているのか分からず、ただ叫び始めるだろう!」……これは、「無線での罵倒」のイメージもあるのだろうか?

 この日本人ルーキーが他のドライバーからどのように見られているかが垣間見える、何とも楽しいアンケートである。

構成●THE DIGEST編集部