現地時間10月27日、イングランドの国内リーグカップ、カラバオ・カップの4回戦が行なわれ、リバプールはプレストン・ノースエンドを2-0で下し、準々決勝進出を果たした。

 EFLチャンピオンシップ(実質2部リーグ)所属チームの本拠地に乗り込んだ「レッズ」は、なかなか攻撃が機能せず、逆にホームチームに再三守備ラインを破られてあわやの場面を迎える。しかし、GKアドリアンの好守でこれを切り抜けると、62分にネコ・ウィリアムズが好トラップから縦に強引に抜け出して入れたクロスに、南野拓実が無理な体勢から左足で触れて軌道を変えて先制ゴール。さらに84分にはN・ウィリアムズの強引なシュートが浮いたところを、ディボック・オリギが器用に右足ヒールで合わせてダメを押した。

 南野は今季公式戦3戦目の出場で3ゴール目をマーク。カラバオ杯では3回戦ノリッジ戦のダブルに続くゴール(いずれも決勝点)ということで、今回もしっかり結果を残してみせた。これには、ユルゲン・クロップ監督も「タキはハイクオリティーだ。彼には全く問題がないが、他の同じポジションの選手たちも本当に素晴らしく、怪我をしていないことが、彼にとっての唯一の問題だ。彼は試合を理解しており、ピッチに立てば、すぐに我々のサッカーの大きな部分を担える。今後、さらに良くなるだろう」と賛辞を惜しまなかった。

 現地メディアの評価も上々で、スポーツ専門チャンネル『Sky Sports』は10点満点の採点で「7」を与えるとともに、「ディボック・オリギとともにリバプールの攻撃を主導した」と記述。英国公共放送『BBC』は「ノリッジ戦で2得点の南野は、N・ウィリアムズのクロスをきっちりとゴールに流し込み、プレストンの頑固な抵抗を終わらせた」と、こちらもポジティブに評している。
  米国のスポーツ専門チャンネル『ESPN』の採点は「7」で、寸評では「なかなかチャンスを得られずにフラストレーションを溜めたが、N・ウィリアムズのロークロスに合わせた後、その忍耐は報われた」、リバプールの地元紙『Liverpool Echo』は「チームで唯一のアタッカーは前半、しばしばポジションを下げながらも気迫溢れるプレーを幾度も見せた。そして前に出れば、先制ゴールを決めてみせた」と綴り、こちらも攻撃陣で最高タイの「7」を与えた。

 スポーツ専門メディア『90min』はやはり採点「7」で「ゴールによって良い仕事を果たすこととなった。このプレー以外では“静かな夜”となったが、それが彼を悩ませることはなかった」と記述。『Sports Illustrated』も「7」で、寸評の内容も似たものとなったが、こちらは「彼が高採点を得たのは、ひとえにゴールを決めたからである。その他のプレーに関しては、平均以下だった」と厳しく締めている。

『sportskeeda』は「このコンペティションとの“恋愛”は、新たなゴールによって維持された。至近距離からのシュートで、彼のリバプールでの通算7ゴール目は生まれた」として、採点はやはり「7」。そしてリバプールの専門メディア『THIS IS ANFIELD』は「幾つかのボールタッチは、今季あまりプレーできていないことを窺わせるものだったが、一方で彼はクレバーなランニングと狭く込み入ったスペースに侵入してゴールを決めるなど、変わらぬ良さを見せた」と評価し、こちらも「7」を与えた。

構成●THE DIGEST編集部

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